過去ログ - 榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴ」
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2015/06/01(月) 23:17:34.09 ID:4y/1zWL70
小ネタ『新たなる世界で』※アンリミテッド編世界大会直前の話です
《模型店エンガノ(1号店)》
野分「…ねぇ、何で私達はこんな所で店番なんかしてるの?」
初風「さぁね?保護者様の言いつけだもの。」
秋月「働かざる者食うべからず、とは言いますが…」
朝潮「大鯨さんは一体どこに行ったのかしら?」
野分「さぁね。どうせいつもの仕事でしょ。」
野分(私達がこの世界に連れてこられて2週間が経過した。あの時、イ400とイ402を引き連れて瑞鳳が助けに来なかったらこの場所には居なかった…
だが私達が望んだ戦いの無い世界は、平和過ぎて逆に息が苦しい… そう思える。)
初風「気が付いたら武家屋敷っぽい家に住まわされて対人格闘の訓練させられて、中学校までの教育を一括で叩き込まれておまけにこんな模型ばっかの店で働かされて… 一体何なのよ…」
秋月「艤装もあの人がどこかに封印してしまってどうする事も出来ませんから…」
朝潮「私達、これからどうなるのかしら…」
野分(皆不安しか無い。この世界で私達はどうなるのか、どうするのか… まだ誰にも解らないのだから…)
大鯨「ただいま〜… どうしたの?」
初風「何でもありません、大鯨さん。」
大鯨「他人行儀ねぇ… 仕方無いかもしれないけど、もう少し柔らかくしても良いのよ?」
朝潮「別に他人行儀、と言う訳では…」
大鯨「そうかしら? あ、皆にお土産があるの。」ガサゴソ
秋月「お土産…?」
大鯨「あったあった。丁度4つね。はい、どうぞ。」
野分(私達に渡されたのは4つの大判の封筒、何故私達にこれを…)
大鯨「開けてみて。きっと貴女達に必要なモノが入ってるから。」
初風「ッ…!? これ…」
朝潮「私たちの、戸籍…?」
大鯨「ちょっと用意するのに時間かかっちゃったけど、ちゃんと用意できたわ。ただ生年月日は解らないからこっちで偽装しちゃったけど。」
秋月「でもこの苗字は… 全員、大鯨さんの…」
大鯨「ええ、今日から貴女達は私の娘。私とお父さん、それに瑞鳳の家族よ。」
野分「どうして…」
大鯨「そうねぇ… 勿論他の人に養子って手段もあったわ。丁度娘が家出して行方不明になっちゃった知り合いも居るし。」
初風「何でそんな知り合いが…」
大鯨「昔っからの知り合いでね、その人は孤児院からある子供を引き取ってずっと育ててた。でもね、その娘さんは頑固でどこに居るかも判ってるけど本人が拒否しちゃってるから行方不明って事にしてるの。
他にも子供が欲しいって知り合いはいっぱい居るけど貴女達には『いきなり他人の家に行って暮らせ』なんて言っても困るだけじゃない?」
野分「それはそうですが…」
大鯨「勿論、これから『こんな家嫌だから出て行ってやるー!』なんて言って貰っても構わないわ。その時は新しい里親を探すし、一人が良いなら住居も用意するから。」
秋月「そう言う事では無くて、なぜ私達を引き取ろうと…」
大鯨「そうねぇ… 戦争なんか忘れて、普通の人として暮らして欲しい。それが私の、貴女達への想いだからよ。」
朝潮「大鯨さん…」
大鯨「だから、これから『大鯨さん』は禁止です!私の事は『お母さん』、そう呼んでね♪」
野分(こうして私たちは大鯨さんに引き取られた。さらに夏が明けたら私達を学校に通わせるらしい。
だから私たちに勉強を教えたり社会常識について教えていたのか、と納得出来る話だった。)
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