過去ログ - 苗木「看病」 -SS速報VIP

過去ログ - 苗木「看病」

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41:名無しNIPPER[sage]
2015/02/18(水) 09:20:04.71 ID:d3bnL8pCo
この雰囲気好きだわ

42:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:08:52.04 ID:JOqFBYQqo
>>32 >>41
ありがとう御座います。気に入っていただけると書いた甲斐もあります

今し方最後まで調整が済んだので、全部投稿しようと思います

43:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:10:47.67 ID:JOqFBYQqo

「さてと……安静にすると言っても、流石にまた寝るのも何ですね。朝昼とぐっすりでしたし……」
「はは……幾ら風邪を引いてると言っても、ずっと寝るのってやっぱり難しいよね」
「そう言えば苗木君、風邪を引きやすい体質って昔からなんですか？」
「うん。小学生の頃からよく引いてたよ」

以下略

44:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:12:19.48 ID:JOqFBYQqo

「か、風邪と言えば、小学生の時はこまるも一緒に引いた事があったよ。看病が大変だったって、治った当時母さんがそう言ってた」
「そうでしょうね……正直、一人だけでも大変だと思いますから。でも、それ以上に心配だったと思います。こまるちゃんの方は、引きやすい体質って訳じゃないんですか？」
「うん、あいつはあんまり引かないしね。一緒に引いて以降は、去年の一回だけのはずだし……。引きやすい身としては、やっぱり羨ましかったよ」
「年に二、三回は引くんでしたっけ。だとしたら、この希望ヶ峰学園でも引いちゃうんでしょうか」

以下略

45:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:15:08.04 ID:JOqFBYQqo

「それにしても、晩ご飯までまだまだありますね」
「そうだね。それまで何しよっか？　こうやって話してるだけでもすごく楽しいから、このままでも全然構わないけど……」
「うふふ、私もですよ。苗木君となら、いつまでもお話出来る気がします。ただ、一つやってみたい事があって……」

以下略

46:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:16:49.33 ID:JOqFBYQqo

やがて夕食の乗ったトレーを手に、舞園さんの部屋に戻ってくる。食べやすいようにか、テーブルに置いていた漫画は隅の方に綺麗に寄せられていた。

「あれ？　ひょっとして、苗木君もうどんですか？」
「うん。何か僕も食べたくなって……」

以下略

47:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:20:41.43 ID:JOqFBYQqo

「あ、風邪に関して今更思い出したんですけど……中学の時、一回だけ学級閉鎖になりましたよね？　ほら、木曜日の午後から金曜日までで、実質ほとんど四連休になって」
「えっと……うん、確かにあったね。集団風邪だったんだっけ？」
「そうだったと思います。あの日って、やっぱり苗木君も休んでいたんですか？」
「いや、僕は普通に登校してたよ。……休み明けに引いちゃったけど」

以下略

48:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:22:25.85 ID:JOqFBYQqo

その後も雑談を挟みつつ、やがて一緒にうどんを食べ終わる。
少しの間休憩を挟んだ後、僕はプルタブ式の缶詰の蓋を開けて、持ってきたフォークと一緒に舞園さんに渡した。

「甘くて美味しいです……。朝日奈さんと大神さんには感謝しないとですね」

以下略

49:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:24:38.10 ID:JOqFBYQqo

その後少し余韻に浸ってから、僕は食器を返して看病の後片づけに取りかかった。
持ち込んだ漫画を部屋に戻し、貸してあげる分を新しく持ってきて。収納棚の空いていたスペースに並べると、一緒にその光景を嬉しそうに眺めて。
机にはドリンクや体温計を残したまま、椅子だけを片づける事になって。その際、寝ている間に汗を拭いた事を今更伝えたら、舞園さんは恥ずかしそうに頬を染めて。
僕は恥ずかしさを誤魔化すように、椅子を元の場所に戻しにいって――

以下略

50:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:26:32.50 ID:JOqFBYQqo

「ど、どうしたの？」
「付きっきりで看病をしてくれたのが本当に嬉しくて、つい握りたくなっちゃって。少しだけこのままでいさせて下さい」
「ぼ、僕は構わないけど……」

以下略

51:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:29:20.79 ID:JOqFBYQqo

「んーっ……」

翌朝――昨日とは打って変わって、僕は清々しい気分で目を覚ました。起こした身体はとても軽く、眠気も全く感じられない。
やっぱり目覚めはいいに限るな。これも、一昨日までのように早めに寝たから……それと何より、枕に敷いたこのパーカーのお陰だろう。

以下略

52:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:30:45.13 ID:JOqFBYQqo

「それでも私、本当に助かったんですよ？　なので、是非とも何かお礼をさせて欲しいです」
「そ、そんな、いいよお礼なんて！　気持ちだけですごく嬉しいから……」
「けど、それだけじゃ足りなくて……。あんなに安心出来たのだって、苗木君がずっと側にいてくれたお陰なんですから……」
「舞園さん……」

以下略

53:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:32:58.56 ID:JOqFBYQqo

（って、そうだ）

と、天にも昇る気持ちからはっと我に返る。そう言えば、舞園さんに一つ聞きたい事があるんだった。

以下略

54:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 00:40:20.58 ID:JOqFBYQqo
やたらと長くなりましたが、以上になります
苗木君が舞園さんの色々な私服姿を想像する所とか、もっと色々書きたかったり上手く構成したかった部分が結構あったけど断念しました
って言うか>>13の三行目の謎改行に今気づいた……

一応エピソード自体は後四つ程あるんですが、描写のマンネリ化やネタ切れが正直不安でならない

以下略

55:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 01:44:38.99 ID:uUm9U0PVO
なんかすごく和む文章だった
まだエピソードあるなら続けて欲しいです

56:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 11:30:07.44 ID:eLL+4NHC0
乙
次も見るよ

57:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 12:50:45.88 ID:eNL6T5pxO
こんな甘酸っぱいことがあっても数年後には記憶消された挙句、罪をなすりつけられそうになり、舞園は殺され、苗木は霧切ルート一直線になるのだから怖いねぇ

58:名無しNIPPER[sage]
2015/02/19(木) 17:32:22.13 ID:CO3tnAqwo
>>54
乙かれ
遅くても待つよ

59:名無しNIPPER[sage]
2015/02/20(金) 20:55:40.78 ID:83Up0oVuo
乙
前の二つもこっちも良かった
>>57
スクールモード「希望は前に進むんだ！」

60:名無しNIPPER[sage]
2015/02/22(日) 10:54:49.61 ID:HpDiEiJJ0
乙！
今回も可愛かったです！
次回作があるなら、完成するまで楽しみに待ってます！

61:名無しNIPPER[age]
2015/03/03(火) 09:21:20.08 ID:OTuc29UH0
あ

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