過去ログ - Troublesome Elichika【ラブライブ!ss】
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16:名無しNIPPER
2015/02/15(日) 22:04:58.70 ID:R/a2AWUV0
いいな、かしこくないエリチカかわええ


17:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 22:05:04.19 ID:qX0qD53z0
「大体ねぇ、海未が浮気なんてできる性分じゃないってことはあんたが一番わかってるでしょ。何より相手はことりよ?ありえないわ」

「そんなの……分からないじゃない」

「なら、直接聞いてみたらええやん?」
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 22:06:35.82 ID:qX0qD53z0
「あんたねぇ……そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!仮にもし海未が本当に浮気してたとしたら、今頃ことりと二人でいちゃついてるかもしれないわよ?海未を取られてもいいわけ?」

頭に海未とことりが二人で抱き合っている光景が浮かんだ。
潤んだ瞳で海未を見つめることりを、海未が……ってそんなのダメ。絶対にダメ。無し無し。ことうみなんて認められないわ。

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 22:08:19.42 ID:qX0qD53z0
「はぁ……あんたほんっとめんどくさい性格してるわね。昔からだけど。海未に同情するわ」

う……でも、やましいことが何もないなら追いかけるなり何なりしてくれれば良かったじゃない。お金も持ってない私の行き先なんて限られてるのに。
……全く、海未ったらどこで何してるのよ、もう。

以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 22:10:25.16 ID:qX0qD53z0
「じゃあ、海未ちゃんのこと嫌いになったわけやないん?」

「当たり前じゃない。好きよ」

「なら海未ちゃんの話、聞いてあげてもええんやない?」
以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 22:12:48.24 ID:qX0qD53z0
「……怖くなったの。海未はもう私のことなんか好きじゃなくて、同情で付き合ってるだけなんじゃないかって」

「だからちゃんと確認したかった。嘘をついたのは何かの間違いだって言ってほしかった。そうすれば安心できると思ってたから……だけど海未は、嘘をついてことりと二人で一緒にいたことを認めた」

「それにそれは私が追及しなかったら分からなかったことで、海未は私を騙すために、わざと嘘をついたっていうことになるでしょ?それが分かったとき、怒りと不安が入り交じって、海未に向かって滅茶苦茶に怒鳴り散らしたわ」
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 22:15:37.92 ID:qX0qD53z0
「でも家を出た後も、少しだけ期待していたのよ。もしかしたら追いかけてきてくれるかもしれないって。だけど、海未は追いかけてこなかった」

「さっき希に電話を勧められたときに断ったのも……怖かったからよ。電話して、もしふられたら?そんなの生きていけないに決まってるもの」

「本当、笑っちゃうわよね。逃げてばっかりで、無様にも程があるわ」
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 22:19:12.56 ID:qX0qD53z0
「あんたは本物の馬鹿よ。自分だけ言いたい放題で、逃げて、その上勝手に傷ついて……被害妄想が激しすぎるのよ。めんどくさいし。私だったら絶対パスね。事故物件だわ」

「っ……」

「でもね」
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 22:30:31.38 ID:qX0qD53z0
……そうね、その通りだわ。一体私は海未の何を見てきたのかしら。
海未はいつだって私のことを信じてくれたのに、私は海未のことを信じてあげようとしなかった。勝手に勘違いして、海未を傷つけた。

「……私に、海未に謝る権利なんてあるのかしら」

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/02/15(日) 22:32:45.21 ID:qX0qD53z0
「じゃ、ごゆっくり〜」

にこと希が他室に引っ込んで、海未とリビングに二人きり。机を挟んで、向かい合って椅子に座った。
俯いているせいで、表情はよく見えない。

以下略



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