過去ログ - 野崎梅太郎「……ラビットハウス、か」 
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176: ◆z1KX.vtUso[sage]
2015/07/12(日) 22:48:09.22 ID:KfwmpWct0

――その後


野崎「……そろそろ、客入り時か」

ココア「あっ、うん。そうだね」

野崎「それじゃ、今日はここまでってことで……」

野崎「――えっと」チラッ

ココア「?」

野崎「いや……保登にも礼を言っておかないといけないな」

野崎「ありがとう。お陰で助かった」

ココア「……わ、わっ」

ココア「野崎くんが、私に『ありがとう』って……」

千代「ココアちゃん? 野崎くんは、ココアちゃんが思ってるほどイジワルな人じゃないんだよ?」

ココア「千代ちゃん……うん、どういたしまして」ニコッ

ココア「今日のことを活かして、いいマンガにしてくれたら嬉しいかな」

野崎「……ああ。何とかする」

ココア「うん。私も楽しみにしてるからね?」

野崎「……買ってたのか?」


ココア「まぁね。一応、今月号だけは買ったよ」

ココア「ただ……背景とか、時々凄いことになってた気がするけど」

千代「あっ! そ、それって……トーンかな?」

野崎「ああ。そういえば、健さんが疲れてた時期に載ったんだったな……」

ココア「え? 野崎くんの遊び心とかじゃなかったの?」

野崎「――これでも俺は、一応プロの漫画家だ」

ココア「……プロなら、もう少し背景を自分で描けるようにならないと、じゃないかな?」

野崎「……うっ」

ココア「ああ、野崎くんにダメージが……!」


リゼ「――はぁ」

リゼ「結局、恥ずかしい目に遭ったまま、終わってしまったな……」タメイキ

チノ「リ、リゼさん……気にしない方がいいと思います」モジモジ

リゼ「チノ……」

チノ「――相手は、『あの』ココアさんの、その……お、幼なじみさん、みたいですし」

チノ「一筋縄じゃいかないんじゃないかと……」

リゼ「……ああ。まったくだ」

リゼ「それに、ココアがあんな接し方をするヤツを、私は見たことがないし……」

チノ「……はい」

ティッピー(……わしがマスターだった頃なら出禁にでもしたかもしれないが)

ティッピー(くぅ、あの客……チノのコーヒーを褒めるわ、ココアのパスタを美味しそうに食べるわ)

ティッピー(他に客を呼んできて、和気あいあいとしてるわ――ホント、厄介じゃわいっ!)プルプル

チノ(お、おじいちゃん……気持ちは分かりますが)

チノ(きっと、おじいちゃんが思ってるほど悪い人じゃないと思います)

ティッピー(――そうじゃろうか?)

チノ(はい。……ほら、あちらの様子を見てると)


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