71:名無しNIPPER[saga]
2015/02/22(日) 21:50:05.87 ID:4n6XlPhD0
「……やっぱり来ましたか。しかも、もう脱退した人までいますね?」
目の前に立ち塞がるのは、死すら共有し、桃園の誓いを契りあった、ある意味で想い人よりも深い関係のはずの四人。
それでも、彼女らの目は。私を。見送ってくれるような歓迎の意はなく。
ただそこにいるのは、私を止めようとする。邪魔なだけの存在。
「…だから、言ったじゃん。止めなよって」
「……いくらなんでも早すぎる。もっと作戦を立ててからと思…」
「お二人には分からないんですか?この弾けるような想いが」
「カッコつけてないで下さいよ。我慢できないでしょう?」
「それでもなぁ…。脱退した身とは言え、あんたのやろうとしていることは止めないとなぁ…」
「合意もなしに、そんな野獣の眼光を滾らせる人を…久の後輩に近付けるわけにはいかないわ」
「…どこの誰でしたっけ?ああ、そういえばお二人とも夏のインハイで顔出ししてましたね」
「それに、きちんと宣言してますからね。私は」
「失敗したら、どうするのよ?」
「友達にすら戻れない…後、2年間もあるのに…」
「やめーや!もう、こいつとは話し合っても無駄や…」
「初めから、そのつもりで…私たちを呼んだのでしょう?」
…やっぱり、こうなるのですか。
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