過去ログ - 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 26】
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◆3ZxXgUosIQ
[saga]
2015/02/22(日) 00:20:17.64 ID:M0I8lZ2t0
かつては、剣術家だったらしい。
だが近代化の波が押し寄せた折に刀を取り上げられ、そのまま一般庶民となった。
そうして時が流れていき、我が家の爺さんが若かったころに探偵業を開いた。
苦し紛れに食いつなぎながら我が家は、貧乏ながらも細々と生き長らえてきたが、今となっちゃあ三笠の血は俺だけに。
世の中はなんとも、めんどうくさい。
学校へ行くなんて、その最たるものだと直感に従って探偵業を継いだ。
だが、依頼なんてめんどうくさいから電話線を引っこ抜いた。あとはお察し、働かざる者食うものなし――。
埃まみれの道場で売れるものがないかと探し、見つけた朱塗りの鞘に収められた刀。
見事な飾り緒のついたそれを質屋へ持っていこうと掴み、刃を見ようと引き抜いた時に声がした。
「我が名は宗門。剣に生きよ、我が子孫よ」
「さもなければ、死後に天国や地獄へ逝けるとは思わぬことだ」
「この宗門を握り、剣の道を邁進せよ。――さすればお主の腐った根性、叩き直してやろう」
捨てた。
捨てたのに、何故か戻ってきた。
「捨てるな、今、1回捨てたことを記憶したぞ」
「これはもう、取り返さないと酷い目に遭うぞ、いいのか、いいんだな? 可哀相に」
妖刀に憑かれ、俺は剣士になってしまった。
口やかましいコイツがいれば、体育がドベだった俺でも剣豪になれる。
楽と言えば楽だ。
だったら剣の道に生きてやろう。…何すりゃいいか、分からんが。
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