13:名無しNIPPER[saga]
2015/02/22(日) 07:36:15.84 ID:eYt1sT3M0
無菌状態の真白の砂漠を、オーロラの万華鏡が照らす酷寒地獄を、大地を焦がす灼熱のサバンナを、猛烈な湿気と生命が息吹く密林を走るハイエースの姿が、脳裏に浮かびました。
誰の偏見にも苦しめられず、自らを必要としてくれる人に向けて、自分の力を証明し続けているはずです。使いつぶされることがマシンの本懐ならば、あの車はなにより幸せなハイエースかもしれません。
そうやって活躍するハイエースを想ううちに、私は走ってる車じゃなく、ハイエースの見る極限環境を夢想していました。それは、運転席に座る私の視点であり、私自身がハイエースと同化することでした。
(私は、ハイエースに自分を重ねていたんだ)
ふと、そんな考えが胸をよぎりました。……私はハイエースの人格ほどに大らかじゃないのに、何となく納得できました。
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