6:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 00:30:38.93 ID:LFS9tmoH0
頭上には雲ひとつない真っ青な空が広がっている。
一度そちらに視線を転じて、咲はもう一度前方を見つめた。
7:名無しNIPPER[sage]
2015/02/23(月) 00:32:12.02 ID:ptBjJ82Lo
ありゃ
珍しいカプじゃないの
期待
8:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 00:33:57.65 ID:LFS9tmoH0
咲(おはようございます)
声に出さず、口の形だけでそう告げた。
9:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 00:37:16.16 ID:LFS9tmoH0
『続いて、学生議会からのお話です』
会長である久は欠席のため、副会長の彼が中央に立った。
10:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 00:43:37.76 ID:LFS9tmoH0
朝一緒に登校するとき。
お昼を一緒に食べるとき。
放課後に二人で下校するとき。
11:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 00:48:01.26 ID:LFS9tmoH0
咲(あれ・・・何だかすごく、暑い・・・)
酷く眩暈がした。
それでも視線は前に残す。
12:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 00:52:35.09 ID:LFS9tmoH0
咲(あ、れ・・・)
咲(一太さんが、見えな・・・い・・・)
13:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 00:56:56.37 ID:LFS9tmoH0
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14:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 01:04:03.68 ID:LFS9tmoH0
全校生徒のうち、副会長の話に熱心に耳を傾けていた８割の生徒が驚いた。
彼は話の途中で突然叫んだのだ。
15:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 01:10:48.86 ID:LFS9tmoH0
一太「咲ちゃん！！」
心配げに見やるクラスメイトたちを掻き分けて咲に手を伸ばし。
16:名無しNIPPER[saga]
2015/02/23(月) 01:18:39.54 ID:LFS9tmoH0
一太「遠めで見ても具合が悪そうだったから、ずっと気が気じゃなかったよ」
腕の中で荒い息をしている咲にだけ聞こえるように。
そっと囁くと、咲はふっと笑った。
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