過去ログ - 少女「また靴下を履かせてあげるわ」
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1: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/23(月) 00:39:09.04 ID:iXAYFeWho
貴方は今、布団の中にいる。
多くの人が持つ記憶、朝の覚醒時、布団の中は貴方の体温で温まっており、安らぎを感じている。
多くの人の一日の記憶はそこから始まる。貴方は布団の中にいる。
布団の中。
薄暗い。
暖かい。
まだ眠れる。
醒めきらない貴方が最初に認めたのは、貴方の母親が、誰かに靴下を履かしている光景。
暖かい母。
優しい母。
この人から生まれた。
幼い貴方の世界の全て。
全て。
そうであって欲しかった人。
その母が、貴方が知らない、けれど、どこか貴方に似ている少年に靴下を履かせている。
薄いレースのカーテンの向こうから日が差し掛かり、逆行になっているため彼らの表情まではハッキリと見えない。
貴方はその時、その光景を、包まるように被っていた布団の中より伺っていた。
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2: ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2015/02/23(月) 00:41:57.33 ID:iXAYFeWho
少女「貴方はアレを望んでいるの?」
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