29: ◆uCbLPg/WnY[saga]
2015/02/23(月) 14:17:11.15 ID:kKUfzB5A0
「それでは、私はこれで。今日はありがとうございました」
「いや。こちらこそ話を聞いてくれてありがとう。連絡、いつでも待ってるから」
「……失礼します」
彼に一礼し、家の門をくぐる。
ふと視線を感じ、二階の窓を見上げると、母がしかめ面をしてこちらを見ていた。
……どうやら今日は、すぐには自室に引きこもれそうにないらしい。
「貴方と一緒に家まで来ていた殿方はどなた?」
夕食の時間。
母がシェフに無理を言って毎日作らせている夕食に手をつけようとしていた時、彼女は口を開いた。
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