過去ログ - 【艦これ】口下手な提督さんと世話焼きな霞さん
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50: ◆37H4M5tVzomv[saga]
2015/02/24(火) 05:31:50.57 ID:mDQMOeFKO
提督さんと霞さんの×××



 深くなり始めた夜、時刻は既に11時を指していた。既に職務は全うし、夕食も終え、風呂も入り、1日すべきことは殆ど終わらせた2人には就寝という選択肢を選ぶのは必然であろう。
 窓の向こうはしとしとと雨が降り、部屋には雨の雫が地を叩く音と時計が時を刻む音、2人の静かな呼吸音だった。


 ――――雨で濡れる夜、カッコカリ記念に贈呈された煎餅布団に2人は潜り、提督は小さな明かりとなる灯篭を手元に寄せて仰向けの状態で読書に勤しみ、反対に霞は彼に背を向けるようにして丸まっていた。


 特に会話もなく、ゆっくりと流れる雨音と共に時間が進んでいく。




 ――――暫くして霞はモゾモゾと身体を動かした。
 寝返りを打った訳ではなく心寂しさを紛らわす為に動いたのだが……一向に寂しさは消える様子はない。
 ならば、と目を瞑り眠ろうとするが、中々寝付けない。胸奥に何か張り付いたような物悲しさが、全ての試みを邪魔をする。

 やがては、火に油を注いだの如く小さな寂しさは直ぐに身体全体へと回った。



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