過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼンPart1.5】
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56: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/03/06(金) 09:23:46.53 ID:vISKenEh0


サラサラサラ・・・・・・


志摩守「すぐにこれを城に届けてくれ」

唐津城「承知いたしました!」バッ

タッタッタッタッタ・・・

志摩守「しかし、………………そうか」

金木「催促するようで悪いんだけどさ、志摩様? 早速なんだけど――――――」

志摩守「ああ そうだったな。褒美は何がよいかな、【城主】様?」


金木「天草の石高を改めてください」


志摩守「……なに?」

二条城「………………!」

金木「ですから、志摩様が預かり持つ飛び地の天草領の石高が適切かどうかを見直してください」

志摩守「…………すないスケの入れ知恵か?」

志摩守「しかし、なぜ天草なのだ? まさか天草を盗ろうと考えているのではないだろうな?」ジロッ


金木「そんなわけありますかっ!」ドン!


志摩守「…………!」

金木「あんた、この唐津では“志摩様”って慕われているじゃないですか」

金木「朝早くに起きて政務をやって日々の鍛錬をやって、唐津の人たちが今日も元気にやっているのかを見て回って!」

金木「尊敬するよ! たかだか【城娘】を従えているだけで【城主】様と崇められている素寒貧の俺なんかよりもずっとずっと立派!」

金木「けど、そんなあんたでも自分の領地である天草でも“志摩様”と慕ってくれているか確かめたことがありますか?」

金木「天草のキリシタンを弾圧するのは別にいいですけど、それとは無関係な人まで苦しんでいるということを知らないんですか!?」

金木「あんたは確かに唐津を治めるのにふさわしい立派な領主――――――尊敬してるさ、ホント」

金木「けど、飛び地とはいえ、同じく天草の領主でもあるのに、唐津と同じように扱わずに圧政を敷いてるだなんて領主の風上にも置けない!」

志摩守「む」

二条城「…………殿」

金木「じいさん、あんた あと10年も生きられる自信はある? 俺より歳下の息子さんが立派になるのを見届ける自信はあるの?」

金木「初代将軍様だって70ぐらいで亡くなっているのに、じいさんはそれより長生きできる自信がありますか?」

志摩守「…………言わせておけば」ムッ

金木「…………!」アセタラー

金木「ぅえい! 確かにね、これは石田少将が言い出したことなんだけどさ、」

金木「――――――俺はね! 今日まで良くしてくれた志摩様への恩返しと親切心で『天草の石高の見直しをして』って言ってるわけ!」

金木「他には何も要らないよ。俺は別に領主になることなんか興味ない。自分の身の丈にあった幸せが一番だと思ってるから」

金木「けどこれは、今すぐにでも言っておかないと、明日にはじいさん ポックリ逝って天草の人たちを救うだなんてことできなくなるかもしれないんだよ?」

金木「俺は別に余所者として知らん顔できるけど、俺より歳下の残された息子さんがしっかりと唐津と天草の両方を治められるか――――――」

金木「いや、改易されるかどうかの瀬戸際にあることを知れよ、志摩様!」

志摩守「………………」



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