過去ログ - 【艦これ】提督たち「ユウジョウカッコカリ?」【物語風プレゼンPart1.5】
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65: ◆G4SP/HSOik[saga sage]
2015/03/06(金) 09:31:38.65 ID:vISKenEh0

石田”「で、話を“不知火”に戻すと――――――、」

石田”「『文月晦日』と言うと、旧暦の7月の月末のことか」

金木「ああ なるほど。『晦日』ってそういう意味――――――『三十路』と同じ読みで『三十日』ってことね、なるほど」

金木「で、文月だから7月――――――でも、旧暦での話だろ?」

金木「新暦:グレゴリオ暦でいうと、――――――載ってるかな? あ、文月は8月23日からだ」

石田”「じゃあ、『文月晦日』と言うのは、だいたい9月22日ってところか?」

石田”「まだ残暑の季節かな?」

あさひ姫「何ですか、それ? それが石田様の時代での本なのですか?」ドキドキ

金木「ん? ああ、これね、電子辞書ね。うん、あながち間違ってないよ、姫様」

金木「この薄いのに、これの十数倍の辞書機能が詰まっているからさ。これだけで博学者になれるぜ」

あさひ姫「凄いです!」キラキラ

石田”「それで、――――――『八代海』と『有明海』だったか?」

石田”「『有明海』は有名だな。むしろ、知らないほうがおかしい」

金木「そうですね。『有明海』って言ったらもう、九州最大の湾にして佐賀県と長崎県のあのでっかく婉曲した地形を作っているところですよね」


石田”「有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし」


金木「え?」

石田”「――――――古今集より、壬生忠岑の恋歌だ」

金木「おお! 石田少将って意外とロマンチックですねぇ!」
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石田”「はあ? これは女のところに夜這いに行った男が追い返されて途方に暮れて、このまま惨めに朝日を迎えるのを嫌がっている歌だぞ」

金木「えっ」チラッ

あさひ姫「………………」

石田”「さて、――――――『八代海』か」

金木「…………石田少将 容赦ねえ」

金木「(無駄を極端に嫌っているのか、それとも無意識にやっているのか、あるいは話の本題から逸れないように腐心しているのか――――――、)」

金木「(でも、さっきの歌の内容といい、話の切り上げ方といい、――――――別に悪意があるわけじゃないんだろうけど、)」

金木「(石田少将って、もしかして同僚に結構 嫌われてたりしてないかな? それこそ、やっぱり――――――そう、石田治部のように)」

石田”「これはあまり馴染みがないが、簡単にいえば、有明海の南の海のことだな」

金木「え、有明海の南ってことは――――――」

石田”「そうだな。この天草諸島と熊本県の間の海ということになるな。ちなみに、天草諸島の南が天草灘だ」



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