17: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:19:57.00 ID:mA9JqB8io
がちゃん!
18: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:20:32.66 ID:mA9JqB8io
何かが割れる音がして、小さく悲鳴が上がる。
懐中電灯を探し出して光を真美の方に向けると、真美の足下がきらりと光を反射する。見ると、ガラスのコップが割れていて、破片が光を反射していた。
「真美、大丈夫? 怪我はない?」
19: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:21:43.33 ID:mA9JqB8io
改めて見ると、ガラスの破片が結構散らばっていて、飲み物がこぼれていて……、ちょっとだけ血が床に付いていた。
「千早お姉ちゃん、ごめんなさい……コップ割っちゃって……」
「真美は悪くないわ、停電したからビックリしちゃったのよね。もう大丈夫だから」
20: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:22:09.50 ID:mA9JqB8io
「千早お姉ちゃん、怪我して……!」
「破片を踏んだみたい。大丈夫よこれくらい。さ、危ないから片付けましょう」
「真美がやるから待ってて。千早お姉ちゃん、新聞紙と袋ある?」
21: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:24:13.79 ID:mA9JqB8io
真美は立ち上がって、破片を踏まないように気を付けながら玄関へと向かっていった。
偉いわね、真美……いつもは悪戯ばっかりなのに、こうやって率先して片付けしてくれて。
真美がガラスの破片を集めて捨てているのをぼんやり見ていると、今度は救急箱の在処を聞いてきた。
22: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:25:30.08 ID:mA9JqB8io
「これでおっけー! んじゃ、ケーキ食べようよ!」
「そうね、ちょっと食べるのが遅くなっちゃったけど、食べましょう」
もう一度テーブルに着いた時、真美はいつものようにニコニコ笑っていた。
23: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:26:49.44 ID:mA9JqB8io
「真美、ありがとう」
「ふぇ? あぁ〜、まっ、手当てするの慣れてるしね! 良いって事よ〜!」
「ふふ、新鮮だったわ。真美があんな真剣な顔で手当てしてくれてたの」
24: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:27:38.16 ID:mA9JqB8io
「でも、本当にありがとう。お陰ですぐ良くなりそう」
「えへへ。あんなんで良ければいつでも……って言ったらダメか。ま、怪我無いことが一番だし!」
「そうね、ふふっ。それじゃあ、いただきます」
25: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:28:38.70 ID:mA9JqB8io
千早お誕生日おめでとう!!
と言う訳でちはまみで誕生日SSを書いてみました
もっとちはまみください
26:名無しNIPPER[sage]
2015/02/25(水) 20:47:20.11 ID:emZSLYkZo
乙です
27:名無しNIPPER[sage]
2015/02/25(水) 20:59:43.27 ID:39QrymcLo
乙
千早がお姉ちゃんしてるとなんか優しい気持ちになるね
30Res/9.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。