過去ログ - 千早と真美のバースデーパニック
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4: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:08:14.27 ID:mA9JqB8io
色々と考えを巡らせながら、自宅へと帰ってきた。

「ただいま」

鍵を開けて、誰も居ない部屋に向かって呟くと。


5: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:09:01.35 ID:mA9JqB8io



ぱん! ぱん!

以下略



6: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:09:44.50 ID:mA9JqB8io
暗闇から突然破裂音が鳴り響く。咄嗟に電気を付けると、玄関にクラッカーを持った真美が居るのが分かった。

「千早お姉ちゃん、お誕生日おめでとう!」

満面の笑みで私を祝ってくれる真美。嬉しいんだけど……嬉しいんだけど。
以下略



7: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:10:18.69 ID:mA9JqB8io
誇らしげに胸を張る真美。うん。嬉しいんだけど、帰りの時間とか大丈夫なのだろうか。

「真美。気持ちは嬉しいんだけど、もう夜も遅いんだから、帰りなさい」

「だいじょーぶ! 千早お姉ちゃん家に泊まるって言ってきたから!」
以下略



8: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:11:35.47 ID:mA9JqB8io
「全くこの子は……私が断ったらどうするつもりだったの?」

「うっ……なんも考えてなかった……」

「はぁ……。いい? 騒がしくしない事。それが守れるならしょうがないから泊まってもいいわよ」
以下略



9: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:12:52.25 ID:mA9JqB8io
真美はぱあっと目を輝かせると、私が持っていたスーパーの袋を奪ってリビングの方まで行ってしまった。

やれやれ、と頭を軽く振って、後を追いかけるようにリビングへと向かった。

リビングの扉を開けると、そこは綺麗に飾り付けがされていて、小学校のクラス会みたいな雰囲気だ。
以下略



10: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:13:34.06 ID:mA9JqB8io
きょろきょろと見渡していると、真美が何か不満そうな声を上げた事に気がついた。

そちらに顔を向けると、何故か台所に居る真美はスーパーの袋を覗き込んで顔をしかめているのが見えた。

「千早お姉ちゃん、ケーキ買っちゃったの!?」
以下略



11: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:14:18.60 ID:mA9JqB8io
「真美も買っちゃったよ〜〜」

そう嘆きながら真美は冷蔵庫から何か箱を取りだして、ケーキ! とにっこり笑った。

良く見ると、駅前のケーキ屋さんの名前が箱に書いてある。ここに来る前に買ったんだろう。


12: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:15:24.36 ID:mA9JqB8io
「なら、一緒に食べましょう?」

「ん! あ、あとね〜、晩ご飯も一緒に食べようって思ってさ」

「晩ご飯?」
以下略



13: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:15:58.86 ID:mA9JqB8io
私にも見えるようにちょっと高く別の箱を掲げる真美。今度は一目見てあのフライドチキンと言う事が分かる。

「私、ご飯のおかずも買ってきちゃったんだけど……」

「それも全部一緒に食べればいいっしょ!」
以下略



14: ◆RY6L0rQza2[saga]
2015/02/25(水) 20:16:40.45 ID:mA9JqB8io
冷めちゃったからとレンジでチキンを温めている所を見ながら、私は自分の胃袋の心配をした。

程なくして、温まったチキンとサラダと私の買ってきたお惣菜がテーブルに並ぶ。

「いただきまーす!」
以下略



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