過去ログ - 響「ふたりのしくみ」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:07:49.79 ID:GhM3D/6x0
ふっと、柔らかい風が吹く。

風にさらわれた麦わら帽が、宙を流れた。
そして、彼女が現れる。
 
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:08:19.47 ID:GhM3D/6x0
沖縄の離島で、私は我那覇響を見つけた。


4:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:08:52.59 ID:GhM3D/6x0
黒井「……これは無礼を。不躾な視線でした」

黒井「私は961プロの黒井社長と申します。ところでお嬢さん――」

響「くろい……プロ!?」がばっ
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:09:23.77 ID:GhM3D/6x0
黒井「(……少々、忙しないが。コイツ、光るものがあるな)」ジロジロ

響「えへへ」テレテレ

黒井「(おまけに、扱い易そう奴だ)」
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:09:49.71 ID:GhM3D/6x0
我那覇響は器械体操が得意らしい。
趣味は編み物に卓球。母親と兄の三人暮らし。

響「にぃに、兄貴はいいよ! 自分より年上だし、力持ちだし」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:10:20.66 ID:GhM3D/6x0
響「でも兄貴は上京に反対で。お前にアイドルなんてできっこないって」ジワッ

響「……!」ゴシッゴシッ

付け入る隙は、十分にあった。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:10:48.05 ID:GhM3D/6x0
黒井「響ちゃん。泣くんじゃない」

響「っ。泣いてなんかない」

黒井「……きみは、本当にアイドルになりたいのか?」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:11:16.75 ID:GhM3D/6x0
響「……うぅ」ぽろぽろ

黒井「だから言っているだろう、泣くんじゃ」

響「うぅ! わかってる! これは嬉しくて泣いてるんだよ! 嬉し涙だ!」ぽろぽろ
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:11:46.22 ID:GhM3D/6x0
黒井「くく、そうだ。もう一つ、良い事を教えてあげよう」

響「いいこと?」

黒井「ああ。これから響ちゃんがアイドルをやっていく上で、最も大切な事だ」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:12:11.95 ID:GhM3D/6x0
――
――――
――――――――

すべて、むかしの話だ。
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/02/27(金) 22:12:41.79 ID:GhM3D/6x0
@現在。カラフルに塗られたテレビスタジオ。
中央には、赤・青・緑のジャケットを着た三人組。
大きな笑い声と共に、モニター中継からスタジオに映像が移った。

春香「あはは。今日の貴音さんのラーメン探訪おもしろかったね!」
以下略



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