過去ログ - 【安価】提督「狂ってしまった彼女達」
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◆00ZRE1DaEk
[saga]
2015/02/28(土) 00:16:31.92 ID:jkF9llgZ0
「青葉、見ちゃいました!」
挨拶もせずに意気揚々と執務室に飛び込んできた青葉。
手には数枚の写真を持っている。
「どうした?またスクープか?」
提督は優しく訊ねた。
「はい!これは大スクープです!」
青葉はニコニコとしながら快活とした声で答える。
「これはですね〜司令官も黙っていられませんよ?」
「……俺か?」
提督はここ数日の自分の行動を思い返すが、スクープと言えるようなことは特に思い当たらなかった。
「……俺がどうしたんだ?」
「教えてほしいですか〜?」
ニヤニヤしながら歩み寄ってくる青葉。
「勿体ぶるなよ。教えてくれ、な?」
スクープを激写された人間が頼むのも些かおかしいが、ダメもとで提督は頼んでみる。
「ええ、良いですよ。題して、知られざる司令官の一日!」
意外なことに青葉は、笑いながら写真を机に置いた。
「まずはこれですね」
青葉が提示した写真は、提督が眠っているものだった。
「これは……」
穴が空くほど見るも、大スクープになりそうなものは写っていない。
「……俺が寝ているだけだが」
本当にただそれだけの写真だ。強いて言うなら、布団を蹴って右足が出ているくらいか。
「よく見てください!」
青葉が若干興奮しながら引っ込めていた手を出し、写真のやや上の部分を指差した。
「ここです!」
「ここ……?」
青葉の指の先には、横向きになって寝ている提督の手。
「よぉーく見てください」
言われるままに目を凝らすと、上から桃色の糸が垂れ下がっているのがかろうじで見えた。
「これは、写真を撮ったときに偶然写った青葉の髪の毛です!それがほら、丁度小指に結ばれているような感じに見えません?」
「…………言われてみれば」
そう見えなくも無いこともない。
「これは運命の赤い糸。まるで、青葉と司令官の明るい未来の暗示じゃないですか!」
「……あぁ、そういう」
ほのぼのした話題で、提督は内心ほっとした。
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