過去ログ - ことり「白いアネモネ」
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16: ◆U3O2l/Lem6[saga]
2015/03/01(日) 05:34:31.35 ID:HgFLdlguo
絵里 「ほら、海未。
    目を逸らさずに、よく見て。
    画面の端に見えるあの二つの山は、きっと、おっぱ……」

海未 「ひいい!」

ことり「絵里ちゃん、深読みしすぎだよ。
    さすがにアレは、ソレのメタファーではないよ」

絵里 「そうかしら、ことり。
    でも、どこかのエロい……じゃなかった、エラい人も言っているわ。
    私たちの生は、アレなのよ。
    いわゆる、ヰタ・セクスアリスなのよ」

花陽 「絵里ちゃん、もうちょっときれいな眼鏡で見るべきだよ。
    いくらなんでも、山のアレがソレをナニしてるというのは、穿った見方だよ。
    それより見るべきなのは、ふたりの男女のプラトニックな心情描写だよ」

絵里 「花陽、あなたは清らかな眼鏡をかけているのね。
    でも残念ながら、私の見たてによれば、あのテーブルの上の二つの林檎も、おそらく、おっぱ……」

海未 「ひいい!」

ことり「絵里ちゃん、林檎のソレがナニをアレしてるというのは、さすがに言い過ぎだよ。
    それより、本筋に集中しようよ。
    ほら、キスシーンが始まるよ、海未ちゃん……わあ、海未ちゃん、暴れないで!」

海未 「ハ、ハレンチです!」

海未ちゃんは、私たち三人の手を振りほどくと、キスシーンの途中で停止ボタンを押してしまいました。

花陽 「ああ……」

ことり「怖い映画じゃないのに……」

絵里 「そうよ、こんな感動的なシーンなのに……」

結局、その日は、キスシーンを見ることができないまま、おひらきになりました。



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