20: ◆U3O2l/Lem6[saga]
2015/03/01(日) 05:40:05.93 ID:HgFLdlguo
そして真姫ちゃんが、きれいな曲を、ピアノで聴かせてくれました。
そして、外国の言葉で、きれいな歌を歌ってくれました。
ことり「ありがとう、真姫ちゃん。
これは、何ていう曲なのかな?」
真姫 「モーツァルトの『すみれ』という歌曲よ」
海未 「今歌ってくれた歌詞は、どういう意味なのですか?」
真姫 「ある有名な詩を、そのまま歌詞にしてるの。
牧場に咲く、可憐なスミレの恋の物語よ」
穂乃果「スミレさんは、誰に恋をしたの?」
真姫 「羊飼いの、かわいこちゃんよ。
彼女に摘まれて、四半刻でもいいから、その胸に抱かれたいと思ったの」
ことり「その恋心は、叶ったの?」
真姫 「残念ながら、叶わなかったわ。
小さなスミレは、気づかれることなく、かわいこちゃんに踏まれてしまうの」
穂乃果「かわいそうな、スミレさん。
悲しかっただろうね」
真姫 「そうね。悲しかったと思うわ。
でも、それと同じくらい、嬉しかったらしいの」
海未 「嬉しい?
なぜ、踏まれて喜ぶのですか?」
真姫 「えーと、その……
かわいこちゃんに踏まれるなら本望だ、と思って……」
穂乃果「ははーん、わかったよ。
スミレさんは、ヘンタイさんなんだね」
真姫 「違うわよ!
もっとこう、スミレさんの詩的な熱情を理解してあげなさいよ!」
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