32: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:27:20.17 ID:HgFLdlguo
そこに、大きな紙袋を抱えた海未ちゃんが、げっそりとした様子で入ってきました。
海未 「おひさしぶりです」
希 「わー、すごいな、海未ちゃん。
33: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:28:47.10 ID:HgFLdlguo
そこに、穂乃果ちゃんが嬉しそうにやって来ました。
穂乃果「海未ちゃーん! チョコを分け合おう!
私の作ったチョコあげるから、海未ちゃんのをぜんぶ、味見させてほしいな!」
34: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:29:33.41 ID:HgFLdlguo
にこ 「ねえ海未、あんたの考えは立派だと思うわ。
でも、あんまり無理して食べすぎないようにね」
希 「そうだよ、海未ちゃん。
くれぐれも、体に気をつけてな」
35: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:30:53.04 ID:HgFLdlguo
【その日の夜、南家、居間】
ことり「ねえ、お母さん。
留学の件だけどね。
前に言ってたとおり、大学に入ってから行けるように、手続きすることに決めたよ」
36: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:31:50.50 ID:HgFLdlguo
【数日後の夜、南家、ことりの部屋】
ことり「もしもし、穂乃果ちゃん。
いま、お話しても大丈夫?」
37: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:33:02.57 ID:HgFLdlguo
穂乃果:
……うん、わかった。
寂しいけど、私は、ことりちゃんが夢を叶えるのを応援してるからね。
それに、すぐにお別れというわけじゃないもんね。
これからまた、たくさん、みんなで楽しいことしようね。
38: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:33:49.33 ID:HgFLdlguo
穂乃果ちゃんとの電話を終えたあと、わたしは一呼吸ついて、海未ちゃんに電話をかけました。
ことり「もしもし、海未ちゃん。
いま、お話しても大丈夫?」
39: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:34:52.22 ID:HgFLdlguo
【その頃、高坂家、穂乃果の部屋】
穂乃果「はい、もしもし」
絵里:
40: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:35:26.26 ID:HgFLdlguo
穂乃果「すごいね、絵里ちゃん。
そこまで分かって、見守っててくれてたんだね」
絵里:
いいえ、私はただのポンコツよ。
41: ◆U3O2l/Lem6[sage]
2015/03/01(日) 16:36:20.08 ID:HgFLdlguo
穂乃果「ううん、絵里ちゃんの推測は鋭いけど、そこだけはちょっと違うんだ」
絵里:
どういうこと?
だって、いつも、アネモネ役は、ことりだったじゃない。
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