過去ログ - ことり「白いアネモネ」
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7: ◆U3O2l/Lem6[saga]
2015/03/01(日) 05:23:17.77 ID:HgFLdlguo
穂乃果「こんちは!
    海未ちゃん、ことりちゃん、そろそろ帰ろうよ!」

絵里 「あ、穂乃果、ちょうどいいところに来てくれたわ。
    今、あなたの幼なじみの二人が、神聖なるミューズのおわします部室でチワゲンカを……」

穂乃果「あー、いーけないんだー、いーけないんだー!
    海未ちゃんが、ことりちゃんを泣かしてる!
    せーんせいにー、いってやろー。
    りーじちょーに、いってやろー」

海未 「わああ、理事長に言うのは勘弁してください!
    叱られるならまだしも、たぶん、からかわれるから……
    ていうか穂乃果、知ってるでしょ?
    これは子どもの頃からやってる、アネモネごっこですよ」

穂乃果「アネモネごっこか。
    でも私、その遊びのときはいつも寝てたから、よく分かんないんだよね」

絵里 「海未、そうやって口から出任せを言うのは、プレイボーイの常套手段よ。
    ねえ、ことり。
    ほんとは、何をしていたの?」

ことり「えへへ、海未ちゃんがかわいそうになってきたから、タネあかしをするね。
    アネモネごっこは、たしかにお芝居だよ。
    お芝居で、海未ちゃんに、私のことをフる蝶々の役を演じてもらったの」

絵里 「でも、何のために?」

ことり「うーん。
    しいて言うなら、失恋の練習のためかな」

絵里 「子どものころから、何度も、失恋の練習をしてるの?」

ことり「うん、そうだよ。
    備えあれば憂いなし。
    事前にきちんと準備をしておけば、失恋という大きな憂いからも、軽やかに立ち直れるというものだよ」



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