過去ログ - P「理想のプロデューサー」 千早「3・・・ですか?」
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雨雪 東吾
◆66FsS2TZ4lNJ
[saga]
2015/03/02(月) 23:45:24.67 ID:QxLizg4L0
P「他の奴らはお前に歩み寄ろうとしてる」
確かに、思い返せばみんなは私に話しかけてくれる。
それを私は一蹴している、そんな自覚はある。
春香、そう春香だけは突っぱねる私を無視し、話しかけ続けてくる。
でもそれだけだろうか?
私は彼女ほどきれいな――純粋な人間を見たことが無い。
P「人と関わるのが怖いか?」
千早「・・・」
P「お前の過去は聞いている。確かに大事な人を失う痛みを避けるには大事な人をつくらないという手段もあるにはあるが・・・」
千早「違います。知った風な口をきかないでください」
自然と目つきが鋭くなるのがわかる。
口調も尖っている。
この人に私の何がわかるのだろう?
私の気も知らないで・・・なんて気持ちは彼の目を見た瞬間消えうせた。
P「ある程度は・・・わかってるつもりだ」
既視感のある瞳。それは冷たく、深く、すべてを飲み込むような瞳。
それを見て私は理解した。
この人は私と同じだ。
私と同じ、大切な人を失っている。
それでも・・・私とは違う。
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