67: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:46:15.24 ID:Uely99rX0
DQN男「あ……あれ? 爆発……していない」
DQN女「うぅ……ひぐっ……助けてよ……」
DQN男「おい……やったぞ! 俺たち助かったぞ!?」
68: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:47:19.62 ID:Uely99rX0
春香「はぁホント……こんなのおかしくて笑っちゃうよ」ボソッ
老紳士「大丈夫かね、お嬢ちゃん?」
春香「――えっ? あっすみません……急に緊張の糸が切れちゃったみたいで」
69: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:48:21.09 ID:Uely99rX0
老紳士「……なるほど」
老紳士「こんなふざけた仕掛けを施した犯人は……この結末をどう見るだろう」
春香「そうですね……きっと」
70: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:49:09.26 ID:Uely99rX0
DQN女「やったー! これであたしたち外に出られる!」
DQN男「俺たちは全員無事だー!! 早くここから出してくれー!!」
レスキュー隊「よかった! 今から救助に向かいますので、もう少しだけ待ってください!」
71: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:49:57.74 ID:Uely99rX0
本部へ、応答願います。
エレベーター内に閉じ込められていた要救助者は全員無事救助。
72: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:51:17.34 ID:Uely99rX0
― 店内フロア ―
レスキュー隊「――これでよし。けが人の方は任せたぞ?」
救急隊員「了解。えーみなさん! ただ今、救急隊員の増員を要請しました!」
73: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:52:09.98 ID:Uely99rX0
春香「……」
春香(さっきまであんなことがあったのに、元気だなーあの人は)
春香(はぁ……今日はほんっっっとうに疲れた)
74: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:52:55.35 ID:Uely99rX0
春香「なんだか……未だに現実が受け入れられなくて……少し気分を落ち着かせていました」
老紳士「……無理もない。私だって未だ、この事実を受け入れられていない」
老紳士「しかし我々が助かったのは、君のおかげだという事実だけは素直に受け入れられるよ」
75: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:53:41.83 ID:Uely99rX0
春香(アイドルが事件に巻きこまれたっていうの……やっぱまずいよね?)
春香(でも、変に断るのも失礼だし。それに……この人だったら素顔だけでも)
春香「あの……わたし」ゴソゴソ
76: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:54:19.38 ID:Uely99rX0
春香「あわわ! あの、周りのみんなには内緒にしてください! ばれるといろいろと……」ボソッ
老紳士「おっと、これはすまない……しかし」
老紳士「君は皆のアイドルであり、我々のヒーローでもあるわけか」
77: ◆3QFkN49T2.[sage saga]
2015/03/05(木) 01:55:48.99 ID:Uely99rX0
モブ男「おい! 早くしてくれよ!」
モブ女「ほんと、どうにかしてよー」
老紳士「……いいのかい? 君も救急隊員の応急処置を受けた方がいいとは思うが」
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