過去ログ - 岡崎泰葉「あなたの為の雛祭り」
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46:名無しNIPPER[saga]
2015/03/08(日) 16:32:06.72 ID:9VESTMO6o


 「――そんな事無いですよ!」


挟もうとした言葉は、Pさんの一言に途切れてしまいました。


 「泰葉ちゃんが言ってました。お人形さんみたいに可愛がられたって、お仕事の経験が役に立ったって」

 「でも、今の泰葉ちゃんの笑顔は」

 「昔の笑顔が、作り物だったと勘違いしてるんですか?」

 「…………」

 「マネージャーさんだって知ってる筈ですよ。だって泰葉ちゃんは」

厳しい言葉遣いとは裏腹に。
Pさんの表情は、悪戯っ子のような笑みでした。



 「嘘をつく演技が、下手っぴですから」



 「…………はははっ! 何だ、まだまだじゃないか。泰葉ちゃん」



そう言って、二人が笑い合って。


 「……ふふっ」


まったく。
二人とも、本当にひどい大人でした。



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