過去ログ - 撫子「こころちゃんのおまじない?」
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23:名無しNIPPER[sage]
2015/03/08(日) 03:39:55.82 ID:o9F61wBGo
いつものようないたずらっぽい笑みを浮かべて、美穂はどこか得意気だった。
握った手を離さないまま、るんるんとあらぬ方向へ歩きながら話す。
美穂「付き合ってるって言ったのは作戦のうちよ。撫子を助けるためのね」
撫子「助けるって……」
美穂「あの店員さんに絡まれて困ってたんでしょ? ちょっと見ればわかるわよそのくらい」
撫子「!」
相変わらず美穂の観察力はすごかった。だいぶ前から私たちのやりとりを見てただけかもしれないが。
美穂「撫子ったら人に強く言えないタイプなんだから。ああいうのは下手に出ちゃだめよ?」
撫子「だ、だからってあそこまで言わなくても……///」
美穂「もう、そういうところも鈍いのねえ……あの店員さん、完全に撫子に気があったわよ」
撫子「へ……」
美穂「目を見ればわかるわ。だから彼女持ちってことを見せつけるのが一番って思ったの♪」
撫子「…………」
……モテ期突入のまじないがかかっているらしいため、なんとなくだがそんな気はしていたのだ。
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