2:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:23:36.75 ID:uOG/oP9Z0
<Ep1:Epilogue>
21世紀、人々は戦争とは無関係な日々を過ごしていた。
戦争経験世代は生きている者も少なくなり、戦争の恐ろしさを伝える者も、減る一方だった。
3:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:24:28.00 ID:uOG/oP9Z0
どこで生まれるかも分かっていない。
なぜ、人類を標的とするのかも、分かっていない。
知能、運動能力の高さも、やつらの文明の高さも不明。
全てが謎の生き物だった。
4:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:25:20.26 ID:uOG/oP9Z0
そもそも、人類が、人類以外と戦争すること自体が、前代見門だった。
目には目を。歯には歯を。
政府は、対深海凄艦の軍隊を編成することを決めた。
5:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:26:39.87 ID:uOG/oP9Z0
艦むすは数週間で、目標の姿にまで成長をする。
日本語を操り、感情を持ち、知性を持ち、相当の運動能力を持つ。
そして艦むすに小型の艤装を取り付ければ、対深海凄艦の『武器』となる。
6:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:27:09.47 ID:uOG/oP9Z0
<Ep2:着任>
私は、艦むすを指導する提督として、今日からこの鎮守府に着任する。
深海凄艦との戦争を、艦むすで行う初めての世代であり、情けなくも、緊張してしまう。
7:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:27:46.54 ID:uOG/oP9Z0
***
話では、この提督室に、艦むすが全員集まっているらしい。
中から何も聞こえない。
8:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:28:35.53 ID:uOG/oP9Z0
提督「……君が、艦むすかい?」
電「は、はい! 暁型駆逐艦第四番艦電(イナヅマ)です! 司令官さん、今日からお世話になります。」
彼女は脇をしめて手を額に当て、その後、最敬礼する。
9:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:29:12.60 ID:uOG/oP9Z0
提督「……建造と任務娘さんに関しては聞いていた」
電「! 申し訳ありません!」
電は深々と頭を下げる。私は彼女の頭に手を置き、話しかける。
10:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:29:40.21 ID:uOG/oP9Z0
電「いや! ……司令官さんが頭を撫でてくれたの、嬉しいです。ありがとうございます」
電は満面の笑みで、私を見上げてきた。
私はどきりとした。
11:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:30:07.09 ID:uOG/oP9Z0
提督「……君は、どこに行くんだ?」
電「え、えと、提督室ですが……」
提督「……なぜ?」
12:名無しNIPPER
2015/03/08(日) 18:30:41.05 ID:uOG/oP9Z0
私は提督室に入る。あるのはパソコン二台のみ。人の気配もない
とりあえず机に座ると、パソコンの画面に、女性が映っている。急のことに、驚く。
任務娘「初めまして、提督。提督の任務をサポートさせていただきます。よろしくお願いします」
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