過去ログ - 【ミリオンライブ】輝きの向こう側へ
1- 20
6:名無しNIPPER[saga]
2015/03/09(月) 08:09:37.42 ID:YLQNB+5X0


小さな粉が入るコップの大きさは普通の人間のそれとは違う、特徴を挙げるとすればその大きさと形状だろう。


大きさはビールジョッキ程で大体800mlは入るだろう。形状は取手の付いた円柱、但し鳥のくちばしのような『注ぎ口』がついているのである。


コーヒー粉の苦い香りを少し楽しんでいると、ポットから蒸気が吹き出して水が沸騰したことを知らせる。


ボタンを押し、コポコポとお湯を注いでコップの半分を満たす。


そこへ牛乳を注ぎ、限界近くまで液体で満たすとスプーンでかき混ぜ、クリーム色の飲み物を作る。


スプーンでコーヒーの『泡』を掬って口に含み、冷蔵庫から海外産の板チョコを取り出す。


給湯室からチョコレートとジョッキコーヒーを持って自分の仕事机に置くと、まずは一口コーヒーをゴクゴクと飲む。


そしてチョコレートを包むオレンジ色の包装を破ると、小さく砕かれたピーナッツが混ざっている板チョコが顔を出す。


おれは迷わずチョコレートにかじりつき、噛む度に広がる甘い味と、ピーナッツの歯ごたえを楽しみながら味わう。


チョコレートを口から食道に押し込むと、すぐにコップの取手を掴み、注ぎ口に口を当ててコーヒーを一気に流し込む。


ゴクゴクッと喉が音を立て、液体は口の中に甘いコーヒーの味を置いて我先にと体の奥へと入っていく。


熱くはないが温くもないと言う絶妙な温度調整によって喉は火傷せず、体を内から暖める。


「っぷはぁー…」





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
27Res/21.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice