8: ◆ii331qfOTA[saga]
2015/03/10(火) 05:52:49.35 ID:hiV6/SbR0
男「なんて言ってたの?」
兄「大体お前と一緒の意見だ」
男「へぇ…」
それもそのはずなのだろう。
能力なんてものは数十年前にいきなり発現したと聞いている。
最初の人物は不明。
それはとても便利なものだったそうだ。
飢餓には食物を与え、渇きには潤いを与え、病には癒しを与え…。
どこまでが本当かはわからないが、こうして聞いてみると神様みたいな存在だ。
男は神には興味はないが、人を救えるのならば、人の役に立てるのならば、能力というものに頼ってでもそんな力を得たいと思える。
例え自分の身を滅ぼすことになろうともだ。
男「まあ、あり得ないよね」
兄「何がだ?」
男「俺はもう15過ぎたから、能力を得ることは無いよ」
兄「そうかもな。だとしたら可能性があるのは妹だけか…」
妹「何〜?」
話題に上がったのを聞いて無邪気に笑顔を向ける妹だ。
兄「能力についてな…。妹は能力欲しいか?」
妹「いらなーい」
にこにこと即答する妹。
妹「みんながいれば能力なんて無くても幸せだよ?」
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