過去ログ - シンジ「綾波っ!綾波っ…!」レイ「碇君!碇君…っ!」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/03/14(土) 19:57:55.73 ID:pEBlX4RAO
昔と違い、最近では照れたり恥ずかしがったりすることが増えた彼女だが、時にしれっとこんな風に大胆なことをしたりする。
それが未だにシンジには不思議なのだが、当の本人は飄々としているので敢えて突っ込むことはしない。
レイ「ん、」ゴシゴシ
シンジ「って、ああ、待って待って」
レイ「?」
シンジ「よい、しょ……っと」ギシ…
そのまま手の甲で自分の汚れた口を拭おうとするレイの手を掴んで止める。
ベッドサイドのティッシュボックスに片手を伸ばすとシンジは二、三枚まとめてペーパーを取りレイの口に押し当てた。
シンジ「じっとしててね」グイグイ
レイ「むぐ、むぐぐ」
シンジ「……あとこっちも」フキフキ
レイ「……」
シンジ「―――はい。綺麗になったよ」
レイ「……」キュン
べたべたになった彼女の手の平も一緒に拭うとそう言ってシンジはレイに笑いかけた。
きゅん、と思わずレイの胸が高鳴る。
よく男らしくないなどと言われがちなシンジだが、彼のこういう女性的な細やかさもまたシンジの大きな魅力のひとつだとレイは思う。
レイ「……碇君」ポスッ
シンジ「ん?」
レイ「……」スリスリ…
シンジ「え? え? なに?」
レイ「なんでもない」グリグリ
シンジ「ええ…?」
突然肩の辺りに凭れかかってグリグリと頭を押し付けてくるレイにシンジは戸惑って首を傾げた。
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