過去ログ - 楓「車を止めたとき、世界には」
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17:名無しNIPPER[sage]
2015/03/11(水) 19:50:13.59 ID:1iBXaZzX0
  C
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CCCC
  C
  


18:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 20:37:32.46 ID:EKx0T0dvo


長いトンネルの中は、まるで暖かさを排除した夕日のような、人工的な光で満たされていた。

等間隔に並んだ照明の列が続いている。
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 20:38:43.66 ID:EKx0T0dvo


彼の横顔は、無機質なオレンジ色に照らされている。


以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 20:39:47.14 ID:EKx0T0dvo


P「これは、……ある意味自分自身の問題です。誰のせいとか、そういうわけじゃないんです。だから、そう心配しないでください。」


以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 20:41:38.40 ID:EKx0T0dvo


あなたには、仕事の悩みもそうでないことも打ち明けてきたつもり。

でもあなたはいつも、本当の悩みは口にしてはくれていなかったの? 
以下略



22:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 20:42:57.03 ID:EKx0T0dvo


トンネルの出口はブラックホールのようだった。

光の中を抜け、夜の闇へ吸い込まれる。
以下略



23:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 21:51:20.98 ID:EKx0T0dvo


彼は沈黙したままだった。むしろ、言うべきことを考えているようだった。

その場をつなぐように、彼はラジオのオートチューニングのスイッチを押した。
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 21:53:07.45 ID:EKx0T0dvo


    『今夜も素敵な音楽をリスナーのみなさんに……』
    『昨年3月、ドラマー、宮田繁男さんが……』

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 21:55:46.84 ID:EKx0T0dvo


    『では最初のお便り、ホリゴメズさんから頂きました』
    『宮田さんのあのハネたビートがもう聴けないのは……』

以下略



26:名無しNIPPER[sage]
2015/03/11(水) 21:56:49.51 ID:EKx0T0dvo


   『この曲はベストアルバムに収録され……』


以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2015/03/11(水) 21:59:24.13 ID:EKx0T0dvo


エンジンを切り、サイドブレーキを引いた。

私たちのセダンの他は、一台も停まっていない。
以下略



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