過去ログ - 【モバマスss】湯川学「アイドルか。実に興味深い」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/03/11(水) 17:15:02.34 ID:REE9KHnk0
__大学研究室
湯川「学際領域、という考え方がある。本来、何かを学ぶときはその学問的領域に従って習得していく。分かりやすい話が物理、化学、生物といった区分だ。これらの区分けは既に初等教育から行われていることは周知の事実だ」
彼、湯川准教授の貴重な言葉に、学生達は耳を傾ける。
ここは学び舎であるが、学問そのものについての話を授かることなどめったにない。
まして、話しているのはあの天才にして変人、ガリレオなのだ。
湯川は黒板にチョークを走らせ、発言を簡潔かつ的確にまとめながら話を続ける。
湯川「それらの区分けは確かに学問の習得を容易にしている。だが実際はそれらの分野が応用の段階において単一で扱われることなどは滅多にない。それどころか、自らの専門とする分野にとらわれ発展的な思考が妨げられることすらある。そこで学問の領域を一旦無視し、様々な分野を複合的かつ応用的に学ぼうという考え方がある。それが学際領域というものだ」
学生達のメモを取る手にも力が入る。
湯川「それによって、各分野を跨いだ研究、あるいは自らの専門とする分野に他分野の技術を取り入れることによる発展など、今までに見えてこなかった道が見えてくるわけだ。ここまでで質問は?」
ここで学生達のうしろの方で手が挙がった。
内海「それによって、今まで分からなかったこと、解明できなかったことが新しく分かったりもするんですか?」
湯川「もちろんそれだけではなく、そこにたゆまぬ努力があったことは否定できないが、確かにそれによって謎が解明された事例は少なからず存在する」
内海「ならそれで先生も謎を解明できたり?」
湯川「……待て。何故君がここにいる。そもそもいつから学生に交じって僕の話を聞いていたんだ」
内海「その学際領域とやらでどうしても解明してほしい謎があってですね…」
そこで二人の間に割って入る人物が。
栗林「ダメダメダメダメ!!今は大事な話の最中!!見てわからない!?湯川先生が学問におけるありがたぁい話をしてるんだから!!邪魔しないで!!」
内海「じゃあこの話が終わったら…」
栗林「このあと湯川先生は講義!!そのあとは教授と話し合い!!それから週末のフォーラムの準備に学会へ提出する資料の整理に僕の論文のチェック!!湯川先生は誰かさんと違って忙しいの!!」
内海「私だって忙しいからこう仕事の合間を縫って協力を仰ぎにですね」
栗林「忙しいなら早く帰った帰った!!協力はナシ!!さあ湯川先生続けてくださいどうぞ」
内海「学問的に不可解なんです!!ぜったいあり得ないんです!!」
栗林「そんなこと言って君に学問の何が…」
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