7: ◆INjIt6nmxE[saga]
2015/03/14(土) 11:25:04.09 ID:9sIHVkvs0
「・・ねえ凛、知ってる?星の輝きってね、おみやげなのよ。」
片づけも終わった時、ふいに真姫ちゃんが語りかけてくる。
「うん?それってどういうこと?」
「星はね、いずれ消えてなくなってしまうの。そのときに、精いっぱいの輝きを残してね。」
「だから、今私達が見ている光は、その星が一生を終えた証なのよ。」
「えーっ!?じゃ、じゃあ、そこにはないのに光ってるってことなの?」
つまり見えないのに見えてるってことなんだよね?凛のあたまじゃ、難しくってよくわかんないよ〜。
宇宙は不思議がいっぱいだにゃ!ますます興味が湧いてきちゃった。
「そうなの。あの光には、歴史が詰まってるのよ。」
凛の言葉にうなずく真姫ちゃんは、どこかさみしそうで。不安そうで。
なんだか真姫ちゃんが、今にも消えちゃうんじゃないかって思っちゃった。
「・・・私達もなにかを残せるのかしら。あと一か月で。」
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