過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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119:名無しNIPPER[saga]
2015/04/03(金) 22:57:56.02 ID:dFBcxsfeO

 あくる朝、ネリーは目覚ましの音で目を覚ます。決めておいた時刻にきちんと起きられた。
 ただ頭が重く、鈍い痛みが続いている。
 昨晩中々寝つけなかったからだろうか。
 洗面所で顔を洗い、歯を磨いて、寝間着から着替える。
 学校にいく準備が整う頃には体調も幾らかましになっていた。
 マグカップに注いだ牛乳をベッドに座って飲みながら、考える。
 サキ、もう起きてるかな……。
 きのうあれから咲が戻ってくる事はなかった。
 智葉にどんな様子だったか聞いてみたが、いまいち要領を得ず、現状はわからず終い。
 直接会って確かめるしかない状況だった。

ネリー「サキー、起きてる?」

 部屋の前に荷物を持っていき、控えめにノックする。
 まもなく反応は返ってきた。

咲「ネリーちゃん……?」

咲「待ってて。すぐに用意するから」

 言葉通り、一分そこらで準備を済ませた咲が姿をみせる。
 そして「おはよう」と如才のない笑みを浮かべ、挨拶してくる。
 いつも通りだ。安心する。

ネリー「おはようサキ!」

咲「いいお天気だね。あ、これ今日のお弁当」

 「ありがとう!」と元気よくお礼をしながら弁当箱の中身を確認する。
 献立は栄養のバランスがとれ、それでいてネリーの好物ばかり。
 自然と気持ちが浮き立ってきて「わあ」と顔が綻ぶ。

ネリー「すごい……食べるのが今からすっごく楽しみだよ!」

咲「ふふ、喜んでもらえてよかった」

 それからどうやってネリーの好物を見抜いたかを種にして話を膨らませつつ、学校に向かう。



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