過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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133:名無しNIPPER[saga]
2015/04/05(日) 03:18:23.21 ID:97AaXMgaO

 お昼。昼食の時間になり、留学生四人で囲む卓から抜けて、ネリーは咲の教室に向かう。

明華「やる気十分ですね」

ネリー「咲を落としてみせるよ!」

ダヴァン「その意気デス」

ハオ「なんか嫌な予感がするんだけど」

 次なる咲を動揺させる作戦とは。

ネリー「はいサキ、あーん」

咲「え、えっと……?」

ネリー「あーんだよ! ほら口あけて!」

咲「あ、あーん……もぐもぐ」

 咲の教室に乗り込み、弁当をネリー手ずから食べさせる。
 最初は困惑していた咲もネリーの行動の意図するところを知って観念したのか、おずおずと口を開く。
 教室中の視線が突き刺さる。
 咲の顔は茹で蛸のごとく紅潮していた。

ネリー「はい、あーん。ねえサキ」

咲「……あーん、もぐもぐ……な、何?」

ネリー「どうしてネリーの事避けるの?」

咲「別に……避けてなんて……」

ネリー「うそだよ! ネリーの事なんか放って他の人のとこいってるんだ!」

ざわざわざわざわひそひそひそひそ

「聞いた今の?」

「うん。つまり浮気?」

「えー宮永さんああ見えて……」

「ああいう子に限って遊んでるんだよね」

咲「わああああっ! 何言ってるのネリーちゃん!?」

ネリー「何って、ネリーの事なんで避けるかしりたくて」

咲「さ、避けてなんかないってば! それより今日はもうここらへんで……」

ネリー「……ネリーを帰らせて誰かを呼ぶの?」

咲「呼ばないよ! ネリーちゃんはもう食べ終わってるみたいだし、昼休みもあんまり残ってないから」

 ネリーが手ずから食べさせていては時間が足りないかもしれない。正論だとネリーは思った。

(残念。ここまでか……ここは引き下がるしかないみたい)

(でも諦めないよ! 次こそ尻尾をつかんでみせるんだから!)




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