過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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132:名無しNIPPER[saga]
2015/04/05(日) 03:17:12.10 ID:97AaXMgaO

ネリー「サキー! 学校いくよ!」

 咲への決意をした翌日の朝、準備を済ませて部屋から出てきた咲に向かって、ネリーは勢いよく抱きつく。

咲「わっ! ど、どうしたの」

ネリー「どうもしないよ、今日も朝から咲に会えたから嬉しかっただけ!」

咲「え、ええ……?」

 みるからに戸惑う咲、しかし嫌そうな素振りはなく抱きつく自分を受け止めている。
 ネリーは心の中でにやりとした。

(ふっふっふ、計算通り!)

(動揺した咲を押して押して押しまくれば、ボロを出す!)

(咲ってば結構おっちょこちょいだから……これでいける!)

ネリー「サキー、サキー」

咲「ネ、ネリーちゃん……くすぐったいよ」

 じゃれつく犬や猫のようにひっつき、暫しくんずほぐれつ。
 くすぐったさに堪えかねた咲が「ん……っ」と艶かしい声を出した頃を見計らい、ネリーは切り出した。

ネリー「サキー、最近部活おわったあとにどこいってるのー?」

咲「そ、れは……はやっ、……さんと……はっ!」

 何か話し始めた咲だったが、はたと目を見開く。
 それから怒りか羞恥からか頬を赤く染め、ネリーから素早く離れる。

咲「いっ、いきなり何……どうしちゃったの!」

(失敗!)

(うーん、いい線いってた気がするんだけど……次いこう!)

 その場は適当に誤魔化し、ネリーは咲と連れ立って登校した。




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