過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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138:名無しNIPPER[saga]
2015/04/05(日) 03:28:10.18 ID:97AaXMgaO

 部活が終わる。今日も終わり際不在だった智葉に伝言を残し、帰り支度をしていく。

ネリー「サキー! 今日は」

咲「ご、ごめん、また今度」

 言い終わらないうちに遮り、そそくさと部室を後にする咲。
 ネリーは頬を膨らませた。

ネリー「ぶー、どうしようもないじゃん!」

明華「まあまあ。忍耐ですよ」

ダヴァン「センリの道も一歩カラ。地道にいきまショウ」

 ネリーを慰める面々も見慣れたものだ。
 咲に迷惑をかけた点であれほどきつく当たった明華も、このときばかりは同情的だった。

ハオ「でも今日は一つ手がかりがあったね」

ネリー「打ち方の事?」

ハオ「うん。あれは何かあると思うな」

 明華とダヴァンも頷く。

ネリー「んー、打ち方か」

 意識して打ち方を変えてしまうほどの相手となれば、相当な実力者だ。
 それも変えたのは咲である。
 臨海に入学してネリーや智葉たちの影響は受けたとはいえ、今まで咲は基本的に中学時代の打ち方を崩す事はなかった。
 その咲が、特定の打ち筋を警戒するほどの相手。

明華「私たちではない……とすると」

ダヴァン「世界ジュニア、もしくは日本のプロクラスといったところ……デスか?」

 対象が多すぎた。日本のプロでさえまだ来日して日が浅いネリーは網羅できていない。
 とはいえ、意見が合っているところもある。それは、自分たちを意識して打ち方を変えたのではないという事。




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