過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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139:名無しNIPPER[saga]
2015/04/05(日) 03:29:38.14 ID:97AaXMgaO

ネリー「サキ……なんだかネリーたちと打ってても上のそらだった」

明華「……そうですね。無視されるのはやはり、気持ちよいものではありません」

 顔を突き合わせているのに。咲の瞳は他の誰かを映していた。
 むしゃくしゃする。

ハオ「でも正直意外だな」

ダヴァン「意外?」

ハオ「ネリーの事。こう言っちゃ何だけど、お金の絡まないとこでこう熱くなると思わなかった」

 期せずして自分の話題になり、反応が遅れる。
 咎めるように明華が顔をしかめた。

明華「ハオ、その言い方は……」

ハオ「わかってます。でも私としては別に、悪口のつもりじゃないんだ」

ハオ「日本人は……特に同年代のやつは良い顔しないけどさ。私たち中国人からしたら、お金稼ぎを目的にするのは何も後ろめたい事じゃないし」

ハオ「それはともかく、ネリーは目的以外のものは必要以上に追わないクレバーなタイプだと思ってたんだよ」

ネリー「まあね! だいたい合ってるよ」

ハオ「そう。こうやってさらりと認めて、建て前を気にしないし」

ハオ「だから、宮永さんに執着するのはよっぽどなんだなって」

 ハオの言いたい事がわかってか、既に表情を和らげている明華。
 一方のネリーも、怒りは微塵もない。よくみているなと感心したくらいだ。
 そして咲を特別視しているのも、当たっている。


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