過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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24:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 12:16:30.17 ID:o/CamrnE0

智葉「メグ。さっきはすまなかったな」

ダヴァン「サトハ……!」

ネリー「ねえねえ、わたしは?」

智葉「お前は反省するくらいでちょうどいいだろ」

ネリー「そんなー!」

智葉「まあ、悪かった」

ネリー「わたし思うんだ。誠意を示すにはお金が一番だっあだだだだ!」

ダヴァン「オーウ、ネリーナンマイダブ」

 戯れる三人を無言で見つめる咲の心中は穏やかではなかった。
 この和みかけたムードをひっくり返さないと。
 智葉と力比べする展開になれば早いものの、やはり年の功か、純粋に人柄なのか、単純な挑発ではその気にならないようだ。

 中学レベルの実績しかなく、ひ弱な外見で舐められやすいと思っていた咲だが、悪い意味で相手にされていないと感じた。

 嘆息する。行き場のない熱を威圧として周囲に撒き散らす。

智葉「お前そのオーラみたいなの飛ばすのやめろ。入ってくる前にもやっただろ」

 卒倒したり失禁しかける部員が出て大変だった、とぼやくように智葉が咎める。

ダヴァン「この気圧される感覚……まさしく魔物のモノ……心臓に悪いでス」

ハオ「中国麻将でなら私もあんな感じのできますよ」

明華「面白い方が加わりましたね。彼女と打つのが楽しみです」

 咲はしらず口端を緩めていた。
 臨海女子。高校女子麻雀界では異色の傭兵軍団。
 在籍する四人の留学生はいずれも世界ランカーと聞く。
 中学では大した敵もおらず、勝ちの決まった対局に胸が高鳴る事も殆どなかったが、今咲の胸は歓喜に包まれている。




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