過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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633:名無しNIPPER[saga]
2015/09/18(金) 23:55:45.16 ID:0PAc0IOr0

ハオ「ちょっとからかいすぎたかな」

ダヴァン「Hum……そうかもしれまセン」

明華「あら何か落ちました」

 ひらりと何かが虚空を舞う。襖の向こうに消えていった智葉が落としたものか。薄っぺらいカード状をしたそれを明華が拾い上げる。

明華「…………」

ネリー「どしたのー、なにそれ?」

衣「ふむ、遠目に見た感じ写真か?」

 落とし物に視線を落とした、というか凝視する明華に興味を惹かれたのか、ネリーと衣が近づいていく。そして、明華の手元を覗き込む。

ネリー「えっ、サキ……?」

 顔を突き出すように覗き込んだネリーが、驚いたような困惑したような声を上げる。

衣「これは……咲だな。練習中か? 部室らしき場所で牌を握っている」

咲「わ、私?」

 咲も件の写真を見ようと明華たちの方におっかなびっくり歩み寄っていく。

 まだ覗き込んでいるネリーと衣に倣うように咲も手元を覗き込む。

 すると確かにそれは写真で、咲の練習風景をとらえたものだった。

明華「部の練習風景を撮っただけにも見えますけど……」

ネリー「それにしては咲にスポット当たってない?」

衣「ハギヨシ、どうだ?」

「ふむ、断定はしかねますが……撮影技術の観点から申せば、この写真は宮永様を被写体として意識されている、そんな風に見受けられます」

咲「……?」

 つまり、どういうことなんだろう。口々に飛び交う意見に咲は困惑する。

ダヴァン「おー、どうシマシタ?」

ハオ「何かあるの?」

 その頃には一所に集まる四人の姿がダヴァンとハオの目にも止まり、七人が同じ写真を観察する格好になる。


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