過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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◆JzBFpWM762
2015/11/24(火) 19:57:45.78 ID:A0S2go5Qo
『実はわたし中小の企業と関わりがあるんだけど、なんとなく高尾山が中小企業を応援してくれてるみたいに感じられて、すっかりうれしくなっちゃってねー』
『この話を聞いてから「いいことを知ったぞ。どこかでこの知識を披露したいなあ」ってウズウズしてた』
『だから、友だちが「高尾山に登った」って話を聞いて、すぐに「しってる? 高尾山って世界一の山なんだよ」ってうんちくを語りたくなっちゃった』
『でも、そのときちょっとだけ我慢したんだ。なんでかっていうと、その友だちが高尾山に登ったっていうのがちょっと意外だったから』
『その人は、「元祖オタク」って感じのタイプで、学生時代は文化部所属。わたしがしる限り完全なインドア派だったんだよ。そんなその人が山に登ったことに違和感を覚えて、「へー? 山登りなんかするんだ。意外だね」ってちょっと話を聞いてみることにしたの』
『そうするとね、びっくりするような事実がその人の口から出てきた!』
『「いやー、実はオレさあ、『山ガール』とつき合い始めたんだよ」っていうんだよ』
『ちなみに、その友だちは独身でこれまで結婚歴もない。それどころか、今までに浮いた話を聞いたことがない。そんなその人が、こともあろうに若い山ガールとつき合いはじめたっていうんだよ。それでそのあと、その人はうれしそうに彼女のことを話しはじめた』
咲『へええ』
『ここまで聞いたらわかるようにその人がホントに話したかったのは「高尾山に登ったこと」じゃない。「山ガール」と付き合いはじめたこと」だったのだ!』
咲『じゃ、じゃあ高尾山はどうでもよかったってこと?』
『まー、どうでもよかったってわけでもないだろうけど』
『いうなれば、「オレにも春がきた!」って曲を歌いたかったわけだねーフフ。高尾山に登ったことは、その人が歌おうとした「イントロ」だったわけだよキミ』
『もしわたしが、高尾山に登ったってイントロを聞いて、「フフ、しってるかい? 高尾山って世界一の山なんだよ」ってうんちくを語りはじめっちゃったら、どうなってただろうね』
『おそらく、その人の「オレにも春がきた!」って話は聞けなかったかな。これが、「イントロを聞いて、マイクをうばって歌っちゃうってこと』
咲『サビになる前にマイクをとっちゃったらだめなんだね……』
『まー、咲はとる心配なさそうだよねー』
『……あれっ、なら今の講義意味ないんじゃ』
咲『ありがとう――ちゃん! すっごくわかりやすかったよ!』
咲『――ちゃんのロンシ? は明快だね。お話が上手ですごいなあ』
『さ、咲ちゃん……』
『う、ううぅっ、最高だよぉ……咲ちゃんみたいな子をもてておかーさんしあわせだよぉ……』
咲『――ちゃんみたいなおかーさんもったことないよ?』
『あうっ』
『いいんだいいんだ、どーせわたしなんて……』
咲『……』
咲『その、えっとね。――ちゃんはおねえちゃんだよ』
『えっ』
咲『……いつもいろんなこと教えてくれて、ありがとね。おねえちゃんがとれーにんぐしてくれるおかげでわたし、自信がでてきたの』
咲『まだちょっとだけだけど……照おねえちゃんと、おかーさん……ふたりが仲よくなるようにできる気がしてきたんだ』
咲『だから――ありがとう。わたしをたすけてくれて、わたしと仲よくしてくれて、ありがとう』
咲『わたし、――ちゃんのこと大好きだよっ』
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