過去ログ - 咲「誰よりも強く。それが、私が麻雀をする理由だよ」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/03/16(月) 19:14:53.54 ID:L6O7NDCGO
麻雀部の扉をくぐり抜ける。
その瞬間、既に世界は変わっていた。
大勢の部員、その中で異色を放つ四人の留学生らしき生徒の姿。
麻雀部監督アレクサンドラ。
そして。
智葉「待ちかねたぞ宮永咲」
昨年インターハイ個人戦三位。臨海女子三年、辻垣内智葉。
咲「約束をした覚えはありませんけど」
智葉「当然だ。お前のような奴がうちに来ているなど、ついさっきまで知りもしなかったからな」
咲「なら、その高圧的なしゃべり方やめてくれませんか。不愉快です」
智葉と咲の間に火花が散る。
一触即発で爆発しかねない雰囲気に、しかし水を差したのは、のんきな声だった。
ネリー「あっ、サキー!」
それに面食らったのは智葉だ。
まるで出鼻を挫かれたかと言わんばかりに舌を打つと、般若の形相でネリーをねめつけた。
智葉「ネリー……今私は大事な話をしてたんだ。お前はそれを邪魔した。分かるな?」
声もなくこくこくと首を頷かせるネリー。
咲「別にいいじゃないですか。私、ちょうど今朝彼女と知り合ったばかりなんです」
ダヴァン「オオーウ! 知り合ったといえば、誰かを忘れていマセんか?」
智葉「ダヴァン。二度目はない」
ダヴァン「はい」
智葉「さて、用件を聞こうか」
一瞬で置物となったダヴァンを一瞥し、智葉は咲に向き直る。
咲「あれ? クラスから届いていませんか。入部届けを提出したはずなんですけど」
智葉「生憎、意思は直に聞くタチだ」
咲「でしたら」
咲はにっこりと笑った。
怖気すら与える温度のない笑みだった。
咲「臨海女子一年、宮永咲。入部を希望すると同時に、団体戦先鋒のレギュレーションを希望します」
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