274: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:26:49.93 ID:1Q/i03PvO
【???】
魔法の国には死刑制度はない。
275: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:28:51.80 ID:1Q/i03PvO
「マスター……いくらなんでもやり過ぎもん!何も殺すことはないもん?!」
横でマスコットキャラクターのファムが騒いでいるが、気に止めない。ぶんぶんと羽音が五月蝿かった。
276: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:29:49.63 ID:1Q/i03PvO
「やっぱり魔法の国に連絡するもん!あんたは危険だもん!」
喚くファムに武器を突きつけた。アルカ=グリードの持っていた、人しか切らない魔法のフランベルジュだ。
277: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:30:46.42 ID:1Q/i03PvO
フランベルジュを下ろし、ファムに背中を向ける。帰る、といえばファムには黙ってついてくるしか出来ない。
再試験を行うに当たってファムには「マスターに関することを魔法少女の前で喋れない」機能を付け加えてある。
278: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:31:14.15 ID:1Q/i03PvO
【クロース】
「ん……」
279: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:31:58.28 ID:1Q/i03PvO
それでも体は満足していない。手で肩を揉みほぐし、瞼を擦ることで目は冴えてきた。
部屋に入ってきた口うるさい母を適当にあしらってから追い出すと、再びベッドに潜る。
280: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:32:24.42 ID:1Q/i03PvO
もし自分が他の魔法少女に殺されてたら。
実際一度殺されかけた。今は無いが、背中を切られた時の痛みははっきり覚えている。
281: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:32:54.29 ID:1Q/i03PvO
不意に、スマートフォンからメールの着信音が鳴った。
思わずビクリと体を震わす。
282:名無しNIPPER
2015/03/26(木) 22:34:43.02 ID:6fvg5AiSo
1
283: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:35:26.17 ID:1Q/i03PvO
「……」
手短に了承の返事を書き、送信。元あった場所にスマートフォンを置くと、再びベッドに潜った。
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