284: ◆8XBv688BM7pK[saga]
2015/03/26(木) 22:37:30.08 ID:1Q/i03PvO
【桐条飛鳥】
コンビニの帰り道。桐条飛鳥である三田雷果は額に青筋をたてながら歩いていた。
両手に大量のビニール袋を抱えて歩く道は中々にしんどい。
中身は全て食料である。弁当から歌詞まで種類は豊富であった。
いつもなら手荷物をミニチュアールに持たせるところだが、今はいない。
ミニチュアールは既に雷果の元から去ってしまっていた。元々風見鶏で日和見主義だったミニチュアールが雷果に見切りをつけて奈都の元についたのである。
あの恩知らずめ。と、心の中で毒づく。
雷果は魔法少女の力を利用して何でも屋のような仕事をしていた。盗みから殺人まで、汚れ仕事などを多く請け負っている。そちらの方が報酬額が多いので、喜んでやっていた。罪悪感も少なかった。
ある日とある勢力から敵勢力の幹部を、手段を問わず殺害してほしいという依頼を請け負ったのだが、その時幹部の護衛に魔法少女がいた。それがミニチュアールだった。
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