433: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:43:15.52 ID:WQB/Tr+FO
クロースはまだ奈都の一派に加わると完全に決めた訳ではないのだが、いざというときに頼れる味方が減るのは痛かった。
そして今日。今回のテストも夜に行われる。今回は時刻は同じだが、実地場所が違った。
434: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:44:14.91 ID:WQB/Tr+FO
「……」
それにしても明るい。前回同様、廃村はライトで照らされていた。
435: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:44:45.64 ID:WQB/Tr+FO
引戸に手をかけると、バタンと戸が外れて取れてしまった。
「ちょっと、折角直したのに倒さないでよ!」
436: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:45:18.57 ID:WQB/Tr+FO
取り敢えず、引戸を完全にはずして壁に立て掛けて置き、マーファに続いて中に入っていく。
床は思っていたよりずっと綺麗だった。マーファが掃除をしてくれたお陰だろう。土足で上がるのは良くないと思い、靴を脱いでから上がった。しかしいくら綺麗に掃除してあっても床の老朽化までは流石になおせない。歩く度に床がギィギィ鳴った。
437: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:45:45.45 ID:WQB/Tr+FO
【アナスタシア】
ここは豚小屋か何かだろうか。集合場所の役所を見てそう思った。豚小屋にしては少し大きい気もするが、それにしてもこんな場所に呼びつけるなんて、とアナスタシアは内心腹立たしくてしょうがなかった。
438: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:46:24.01 ID:WQB/Tr+FO
しかし、ここで妙な事に気づいた。
「この臭いは……?」
439: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:47:03.37 ID:WQB/Tr+FO
そして、この臭いから察するに、人間の女性の死体が四体、この建物の内部にあることが解った。それに混ざって動物の死体の臭いが幾つもする。動物の方は臭いが混ざりすぎて解らないが、大量にいるのがわかった。
動物の死体は兎も角、人間の死体が、それも女性の物が四体もあるとは大事である。尊大で世間知らずのアナスタシアでもそのくらいの分別はついた。
440: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:48:04.90 ID:WQB/Tr+FO
地下へ下り、廊下を歩く。一番奥にある部屋以外に空間は無いようである。調度魔法少女達の集う大広間の真下に位置する部屋だった。しかし広さはこちらの方が狭い。
引戸に手をかけ、思いきって横に引く。その光景に絶句する。
441: ◆Og3LtLVi5H27[saga]
2015/06/13(土) 00:48:31.88 ID:WQB/Tr+FO
ここまで。続きは一週間語に投下できたら
442:名無しNIPPER[sage]
2015/06/13(土) 02:52:29.33 ID:OulPaSWAO
乙
死体使い的には美味しそうな場所だけど、そんなとこ居たくないよな。
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