過去ログ - Gloom of Diamond princess' lover【ラブライブ!ss】
1- 20
10:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:00:52.16 ID:GQN1PQ220
「海未ちゃん……って感じ?」

無意識に口から出たその言葉に、海未は手を止めて怪訝そうな顔で私を見た。

「何ですか急にちゃん付けなんて……気持ち悪いですよ」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:03:03.78 ID:GQN1PQ220
「……絵里相手だと、どうしても気が緩んでしまうんです。意識しなくても、気遣わなくていいと思ってしまうので」

それってつまり。

「私にはありのままの海未を見せられる、ってこと?」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:04:03.73 ID:GQN1PQ220
「……私以外の人にそんなこと言っちゃダメだからね?」

「言うわけないじゃないですか……絵里だけ、です」

「そう……ねぇ海未」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:06:28.09 ID:GQN1PQ220
カフェでゆっくりお茶を楽しんだあとは、街を観光することにした。
どうやら湖があって、そこから30分近くで対岸に渡れる遊覧船があるみたい。
船に乗る機会なんてなかなかないから楽しみだわ。

「絵里、あれに乗るみたいですよ」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:08:21.22 ID:GQN1PQ220
「折角ですしデッキに行ってみましょうか」

「ええ、そうね」

船が出航してしばらくしてからの海未のその一言で階段を登ってオープンデッキに上がると、木々の鮮やかな緑色に囲まれた淡い青色の湖水に、春特有の心地良い日差しが反射して水面が眩しく煌めいていた。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:11:16.07 ID:GQN1PQ220
「海未、知ってる?」

「はい?」

「湖は度々宝石に例えられることがあって、ロシアにあるバイカル湖は『シベリアの青い真珠』なんて呼ばれてるのよ」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:13:23.02 ID:GQN1PQ220
「ですが」

焦りを募らせていると、海未が突然振り向いた。
それと同時に緩やかな風が吹いて、海未の艷やかな髪を微かに揺らす。

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:14:22.18 ID:GQN1PQ220
「海未のバカ」

「馬鹿な私は嫌いですか?」

悔しくて罵倒してみるけど、効果はなし。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:16:04.07 ID:GQN1PQ220
「ねぇ海未、ちょっとこっちに来て?」

「なんですか?……っ」

疑いもなく歩き出した海未の腕を軽く引っ張って私の方に寄せて、バランスを崩した身体を支えると同時に頬に軽くキス。
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:19:30.00 ID:GQN1PQ220
「……分かりました。百歩譲って写真は消さなくてもいいです。が、投稿するのだけは勘弁してください!!」

「今載せなくてもどっちみち後で見せたくなっちゃうんだから、どうせ恥ずかしい思いするなら今の方がいいと思わない?」

「思いませんっ!絵里が誰にも見せなければいいことでしょう!?」
以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:20:40.82 ID:GQN1PQ220
「……やっぱり駄目ですっ!恥ずかしすぎます!」

「海未のけちー」

船の上で愛を囁くことはできるのにね。
以下略



78Res/48.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice