過去ログ - Gloom of Diamond princess' lover【ラブライブ!ss】
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6:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 20:53:54.50 ID:GQN1PQ220
「でも誰も来ないわよ?」

「そんなの分からないじゃないですか!」

「えー……」
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 20:56:05.69 ID:GQN1PQ220
「ええ、いつでもどうぞ?」

「……しなきゃダメですか?」

「ダメではないけど、離れてあげない」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 20:57:38.59 ID:GQN1PQ220
「絵里のせいですよ!!」

「ふふっ、ごめんごめん」

「ちゃんと反省してください!」
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 20:59:12.99 ID:GQN1PQ220
「う……そんなにあからさまでしたか?」

付き合い始めてからよく分かったけど、海未って結構甘い物好きなのよね。
穂乃果の家のお饅頭は勿論、他の和菓子から洋菓子まで何でも。

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:00:52.16 ID:GQN1PQ220
「海未ちゃん……って感じ?」

無意識に口から出たその言葉に、海未は手を止めて怪訝そうな顔で私を見た。

「何ですか急にちゃん付けなんて……気持ち悪いですよ」
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:03:03.78 ID:GQN1PQ220
「……絵里相手だと、どうしても気が緩んでしまうんです。意識しなくても、気遣わなくていいと思ってしまうので」

それってつまり。

「私にはありのままの海未を見せられる、ってこと?」
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:04:03.73 ID:GQN1PQ220
「……私以外の人にそんなこと言っちゃダメだからね?」

「言うわけないじゃないですか……絵里だけ、です」

「そう……ねぇ海未」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:06:28.09 ID:GQN1PQ220
カフェでゆっくりお茶を楽しんだあとは、街を観光することにした。
どうやら湖があって、そこから30分近くで対岸に渡れる遊覧船があるみたい。
船に乗る機会なんてなかなかないから楽しみだわ。

「絵里、あれに乗るみたいですよ」
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:08:21.22 ID:GQN1PQ220
「折角ですしデッキに行ってみましょうか」

「ええ、そうね」

船が出航してしばらくしてからの海未のその一言で階段を登ってオープンデッキに上がると、木々の鮮やかな緑色に囲まれた淡い青色の湖水に、春特有の心地良い日差しが反射して水面が眩しく煌めいていた。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:11:16.07 ID:GQN1PQ220
「海未、知ってる?」

「はい?」

「湖は度々宝石に例えられることがあって、ロシアにあるバイカル湖は『シベリアの青い真珠』なんて呼ばれてるのよ」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 21:13:23.02 ID:GQN1PQ220
「ですが」

焦りを募らせていると、海未が突然振り向いた。
それと同時に緩やかな風が吹いて、海未の艷やかな髪を微かに揺らす。

以下略



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