過去ログ - まこ「それ、もらってもええかのう?」久「自分のがあるでしょ」
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26: ◆FYW.3i5lks[saga]
2015/03/18(水) 19:34:31.77 ID:Az7vDE1k0

咲「ポン」

まこ「ふむ……じゃあ、チーじゃ」

咲のポンは珍しい……が、そこからは大抵の場合加槓への布石だ

まこも眼鏡を外している……まこの視界には今まで何度も練習場、何百何千と目にしてきた咲の対局の記憶が見えているのだろう

まこは、視力こそ低いものの視界は私なんかよりも全然広い

思えばただ、夢を見ていた……憧れの夢の舞台であるインターハイ。 そこで打つ自分の姿……今年の春、優希と和、咲の加入で夢が現実になる兆しが見えたとき……私は浮かれた。 そりゃあもう、浮かれに浮かれた

みんなの強化のために靖子に咲と和の稽古をつけてもらったり、合宿の特訓メニューを考えたり……それから、全国区の高校生雀士のデータ集め

入部してすぐの頃にはちゃんと面倒を見ていた須賀くんへの指導は疎かになっていたと思うし、みんなのメンタルのケアもろくにできていなかった

そんなときに……回りの様子を見て、1年生それぞれに声をかけてあげられるまこの存在は部内でも大きかったし、私自身も支えてもらっていたという気持ちも強い

なんといっても、たったひとりで寂しく過ごしていた時間から解放してくれたのはまこなのだ
。 私自身の心も不安定な時期だったから、甘えてしまっていたところも多々あるし……

というか、まこは人を甘やかすのが上手い。 それに、メゲそうなときにはしっかりおしりを叩いてくれるしね……みんなの、私のメンタル面の大きな支えになってくれた

まこ「……うん、ツモじゃ。1300・2600」

咲「むぅ……やられちゃいました」

京太郎「咲の和了り手を鳴いて潰したのか?」

優希「ああ……ヤバい気配がしてたろ?」

京太郎「わっかんねぇって……咲のポンとか珍しいなぁってぐらいだよ」

まこ「まあ、少しずつ見て覚えていけばええよ……京太郎も経験を積めばいろいろ見えるようになるはずじゃ」




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