過去ログ - 【咲-Saki-】やえ「牌に愛された子か……」
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50: ◆jBL8Qe1.Ns[saga]
2015/03/20(金) 22:39:47.31 ID:KIxu7xwT0

憧「結構イケるねこれ」

やえ「まあまあだな」


湖を眺めながら、売店で買ったパンを頬張る。
ちなみに、日菜と上田は車に戻って休んでいる。


紀子「…」

由華「あれ? どうかしたんですか丸瀬先輩?」

紀子「…」スッ


紀子が無言で指差した先には、湖畔に佇む制服を着た少女が居た。
私は彼女を知っている。
別に生き別れの妹とか、再会を誓った幼馴染なんていうものではない。
麻雀を打つ高校生ならある程度は、特に関西の選手ならほとんどが知っている相手だ。


やえ「千里山の、園城寺怜…?」

紀子「」コク

由華「え、あれがそうなんですか?」


先ほど、千里山の制服を着た集団を乗せたバスが到着するのを確認していたので、千里山のエースがここに居ること自体は不思議ではない。
私や紀子は個人戦で江口や清水谷と何度も顔を合わせているから千里山の人間が珍しいわけでもない。


やえ「放っておくわけにもいかんな」

紀子「…お人よし」


園城寺はふらふらとおぼつかない足取りで柵に手をつきながら歩いていた。
熱中症か何かだろうが、どう見ても危なっかしい。


やえ「おい、大丈夫か?」


近寄って声をかけるが、聞こえているのかいないのか。
こちらに振り向くような素振りを見せたと思ったが、それはせめて受け身が取りやすいように柵のない方に体を向けただけなのかもしれない。

園城寺はそのまま地面に向けて倒れこんだ。



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