過去ログ - 【咲-Saki-】やえ「牌に愛された子か……」
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51: ◆jBL8Qe1.Ns[saga]
2015/03/20(金) 22:40:58.13 ID:KIxu7xwT0


やえ「おいっ!?」


慌てて受け止める。
園城寺の体は驚くほど軽い。


やえ「新子!」


水と氷を……と言おうとして姿を確認した時には憧は売店に向けて駆け出していた。
紀子は園城寺を支えてベンチまで運ぶのを手伝ってくれた。


怜「すんません、見ず知らずの人に…」

やえ「そっちはそうかもしれんが、こっちは見ず知らずというわけでもなくてな。清水谷と江口に恩を売っておくのも悪くない」

怜「…え?」


由華「あ、すみません、千里山の方ですよね? 園城寺さんが…」


巽は千里山の人間を呼びに行ったらしい。
見知った顔が駆け寄ってくる。


竜華「怜! 大丈夫!?」

怜「大丈夫や、ちょっとフラッとしただけ…」

やえ「よう、清水谷。春大会以来だな」

竜華「小走? なんでここに……」

やえ「東京へ向かう途中に決まってるだろう。お前らだってそうじゃないのか?」

竜華「あ、そうか」


間の抜けた回答だな、らしくない。
どうやら、園城寺が倒れて動転しているらしい。


憧「氷と水買って来たよ、あとタオル」

やえ「ご苦労」

怜「えっと……竜華、知り合いなん?」

竜華「まあ、中学からの知り合いやな」

やえ「そうだな。毎年顔を合わせているわけだし、いがみ合っているわけでもない。むしろ友人と言っても差し支えない間柄だ」

怜「……? あれ、よく見たら……その顔、見覚えが……」

やえ「晩成高校の小走やえだ。大阪なら名前ぐらいは聞いたことがあるだろう?」

怜「ふえっ!? な、なんでここに!?」

やえ「さっき清水谷にも言ったが、お前らと同じ理由だ。インハイのために東京に向かう途中、偶然居合わせた」



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