過去ログ - 魔道士「僕のお嫁さんを召喚するよ☆」
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3: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:14:10.40 ID:oopiWhSr0
町娘「…あれ?」

唐突に場面は切り替わり、私は知らない場所にいた。
木造の狭い部屋。床や机には書類が散乱している。

以下略



4: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:14:43.89 ID:oopiWhSr0
ひとまず私と魔道士さんはテーブルを挟んで席についた。ちなみに提供された紅茶は、何か怖くて飲めなかった。
魔道士さんによると、彼は1000年近く続く魔導名家の若き当主らしい。

魔道士「当主になる為に頑張ってたら、気付けば結婚適齢期になっていてね〜」

以下略



5: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:15:14.20 ID:oopiWhSr0
そんな感じで困惑していた時だった。

ドタドタ

町娘「ん?何か外が騒がしいですね…」
以下略



6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:15:51.73 ID:oopiWhSr0
魔道士「その指輪のせいだね」

魔道士さんは先ほど御曹司に贈られた、あのゴテゴテしたデザインの指輪を指差した。

魔道士「その指輪から、探知型の魔力を感じるよ。束縛するタイプの人が恋人に送る定番アイテムさ♪」
以下略



7: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:16:30.59 ID:oopiWhSr0
御曹司「フーッ、フーッ」ゼェゼェ

叔父「ところで魔道士殿、町娘に何か御用でもありましたか?先刻は町娘と御曹司殿の縁談を進めている最中でしてね…」

魔道士「ノンノン、その縁談はストップだよ」
以下略



8: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:17:10.90 ID:oopiWhSr0
御曹司「待てコラアアアァァ」ブヒイイィィ

即座に反応したのは、御曹司だった。

御曹司「か、か金の力で町娘ちゃんを手に入れようってのかあぁ!!」
以下略



9: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:17:47.02 ID:oopiWhSr0
御曹司「ゼハッゼハッ…」

黒服A「御曹司様!クッ、興奮のあまり息切れされている…!!」

魔道士「ねぇどうする?僕の所で働いてみない?」
以下略



10: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:18:22.96 ID:oopiWhSr0
その後ショックの為か魂の抜けた御曹司は、黒服に抱えられるようにして帰っていった。

叔母「見ず知らずの方に助けて頂けるなんて…何とお礼を申し上げればいいのか」

魔道士「ハハッ、将来のお嫁さんの為ならこれくらい」
以下略



11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:19:04.02 ID:oopiWhSr0
町娘「あ…でも荷物を取りに、一旦町に戻りたいです。それに、弟にも挨拶したいし…」

歳の離れた弟のことを思い出す。
体が弱く大人しい性格のせいか友達もなく、かなりのお姉ちゃん子なのだ。
私と離れて暮らすと聞いたら、寂しがるんじゃないのか…。
以下略



12: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/03/21(土) 14:19:50.38 ID:oopiWhSr0
そんな胡散臭い奴、と反対されるかと思ったが、反応は違った。

弟「魔導一族の当主!?かっこいいねー!!」キラキラ

家にこもりがちで本が大好きな弟には、魔道士という職業はかっこいいものらしい。
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